あの「BrainWars」が累計1000万ダウンロードを突破した――。そう聞いて、ピンと来ない人も多いのでは? 累計ダウンロード数こそ、モンスター級だが、ユーザーのうちわけは95.7%が海外だからだ。比率から計算して、日本人ユーザー数は43万人。43万という数字は決して少ないわけでもないが、世界的ヒットのわりに国内での認知度は高くはない。ここでは「BrainWars」がそもそもどんなアプリなのかを紹介しよう。
「BrainWars」を一言でいえば対戦型の脳トレアプリだ。脳トレアプリには判断力と周辺視野の広さを競う「Touch the numbers」などがあったが、このアプリのミソは対戦型という点にある。世界各国のユーザーとリアルタイムで対戦することができるのだ。
対戦相手は自動的にマッチングされる。3ラウンド(3種のゲーム)マッチとなり、各ゲームの結果の合計得点を競いあうことになる。ゲームには、四則演算、神経衰弱、フリックマスター、4択計算などがあり、スピード、判断力、計算力、正確性、観察力、記憶力の6つの力が求められるものになっている。
面白いのは、ゲームの結果によって、自分の脳力がわかること。先ほど挙げた6つの力はゲームの結果によって、六角形のグラフで表示され、自分の長所と短所が把握できる。そして、ゲームの結果によって、世界、国別のランキングも表示されるようになっている。
なお、人と対戦するのは疲れる……という人には、トレーニングモードが用意されており、21個の脳トレゲームを一人で楽しめる。ゲーム終了後にはそれぞれのゲームの正解、不正解の数、正答率、平均回答時間などを把握可能だ。
同アプリは、基本的には利用無料。トレーニングモードは何度リトライ可能だ。ただし、対戦モードはシステムが少し異なる。対戦モードは無料利用も可能だが、1回の対戦につき、割り当てられた5つのライフを1つ消費する仕組み。このライフは一定時間を経て回復するが、連続して対戦したいという場合には、課金により、ゲーム内のコインを購入する必要がある。