ニコンは14日、ニコンDXフォーマットを採用するデジタル一眼レフカメラ用の交換レンズとして、望遠ズームの「AF-S DX NIKKOR 55-200mm f/4-5.6G ED VR II」を発表した。2月5日から発売し、希望小売価格は45,000円。このレンズは1月6日に海外向けとして発表されていたもので、日本国内でも正式発表となった。
AF-S DX NIKKOR 55-200mm f/4-5.6G ED VR IIは、焦点距離55-200mm、開放F値4-5.6の望遠ズームレンズだ。ニコンFXフォーマットのデジタル一眼レフカメラに装着した場合、35mm判換算で82.5-300mm相当の撮影画角となる。
新たに沈胴機構を採用することで、小型化と軽量化を図った。従来製品の「AF-S DX VR Zoom-Nikkor 55-200mm f/4-5.6G IF-ED」と比較して、沈胴時の長さを約16.5mm短縮、最大径を約2.5mm短縮、質量を約35g減らしている。また、4.0段分(CIPA準拠)の手ブレ補正効果が得られるVR機構や、超音波モーターによるオートフォーカス機構を持つ。
主な仕様は、焦点距離が55-200mm(ニコンFXフォーマットカメラ装着時は35mm判換算で82.5-300mm相当)、開放絞りがf/4~5.6、最小絞りがf/22~32、最短撮影距離が1.1m、最大撮影倍率が1/4.4倍。レンズ構成は9群13枚(EDレンズ×1枚を含む)、絞り羽根枚数が7枚(円形絞り)となっている。本体サイズは約直径70.5×長さ83mm、重量は約300g、フィルターサイズは52mmだ。