キョーイクはこのほど、現役医師300名を対象に実施した「医学部受験と医師生活に関する調査」の結果を発表した。

医学部受験に向けた勉強法・受験対策

難関である医学部受験に合格するために行ってきた勉強法・受験対策について尋ねたところ、「集中できる学習環境を確保する」(39.0%)が最も高く、「基礎力固め(繰り返し基礎問題を解くなど)」(36.0%)、「出題の傾向に合わせ、対策を立てる(32.0%)が続いた。「傾向と対策」よりも「基礎力固め」を重視する学習を行ってきたようだ。

「効果がある取り組みだと思うもの」について聞くと、「集中できる学習環境を確保する」(48.0%)や「基礎力固め」(41.7%)、「規則正しい生活を送る」(39.3%)などが上位を占めた。また、「疑問に思うことはすぐに質問する」(28.3%)や「相談でき、競いあえる仲間をつくる」(18.3%)といった取り組みも効果があると回答している。

現役医師のうち、子どもがいる232人を対象に、「ゆくゆくは自分の子どもにも、医師を目指して欲しいと思うか」と尋ねたところ、「そう思う」(「非常に」+「やや」、以下同様)が53.9%、「そう思わない」(「全く」+「あまり」、以下同様)が46.1%だった。

ゆくゆくは自分の子どもにも、医師を目指して欲しいと思いますか?

子どもにも医師を目指して欲しいと回答した人に、子どもの学費や進学・受験にかかる費用として、どのくらいの資金を出してもよいと考えているか聞いたところ、「5,000万円以上」は累計で25.6%、「3,000万円以上」は43.2%、「2,000万円以上」は56.0%だった。半数以上が、2,000万円以上を想定している。全体の平均額は2,798万円で、最大額は「1億円」だった。

子どもの学費や進学・受験にかかる費用として、出してもいと考えている資金