サッポロビールは、2015年のマーケティング方針説明会を8日に都内にて開催。同社の2014年を振り返ると共に、2月中旬製造品よりリニューアル発売する機能系発泡酒「サッポロ 極ZERO」や、3月10日より発売する機能系商品「サッポロ グリーンアロマ」などの新商品について発表した。

キーワードは世界初の"3つのゼロ"

「極ZERO」は、世界初の"3つのゼロ"をキーワードに生まれ変わる。同商品の最大の特長は、「プリン体0.00」であり、「糖質0」であることだが、今回新たに「人工甘味料0」を実現したのだ(※同社は発泡酒において世界で初めて100ml当たりプリン体0.00mg、糖質ゼロ、人工甘味料不使用を実現。糖質0の表記は、栄養表示基準に基づくもの。100ml当たり糖質0.5g未満を糖質0とする)。

尾賀真城代表取締役社長

同説明会で尾賀真城代表取締役社長は、「機能系ビールテイストのカテゴリーは年々拡大しており、なかでも『プリン体0』市場は急速に成長しています」と、同カテゴリーが好調に推移していることをアピール。ユーザーは女性が多いそうだが、「女性は多様な価値観を求めているので、機能性新ジャンルにも新たな価値提案が必要。“人工甘味料不使用”なら購入意欲が上がるという女性は多いので、リニューアル商品でより多くのお客様にご満足いただきたい。そして新規ユーザーの獲得も図っていきたい」と、今後の展開についてコメントした。

ちなみに、「極ZERO」では後味の雑味を改善し、「爽快なのどごし」と「スッキリとした後味」に磨きをかけたほか、パッケージもブラッシュアップ。リニューアル発売後は、さまぁ~ず三村マサカズさんと女優の桐谷美玲さんを継続起用したPRや、独自性のあるキャンペーンの実施など、様々な施策を展開する。さらに、缶に貼付しているシールを24枚集めて応募すると、限定製造された「香りの極ZERO飲みごたえのアルコール6%」が2本もれなくプレゼントされるキャンペーンなどが実施される予定だ。

なお、同社では、今後も総合酒類企業として、さらなる飛躍を目指すとし、既存ビール事業ではオンリーワンコンセプトを追求し、新規ビール事業ではクラフトビール事業に本格参入。新たなビール文化も創造、提案していくという。