西日本鉄道は1月24日の313形ラストランに合わせ、西鉄貝塚線貝塚駅にて引退セレモニーを開催する。引退する313形のハンドルは、現役車両600形へ引き継がれるという。

1月24日をもって引退する313形

救援車(900形)。貝塚線に転籍し、600形として客車に復帰する

313形は当日、貝塚駅を10時47分に発車し、貝塚~西鉄新宮駅間を3往復運行。14時24分の貝塚駅到着をもって、すべての営業運転を終了する。

引退セレモニーは14時18分から貝塚駅ホームにて開催され、313形入線に続き、ブレーキハンドルとレバーハンドルの継承を行う。313形からハンドルを引き継ぐ600形(614・664号車)は、かつて大牟田線で客車として活躍し、2003年7月からは救援車(900形)として運用していたが、313形の引退にともない貝塚線に転籍して客車に復帰。車号も元の614・664号に改め、車体色も貝塚線のボディカラーであるオキサイドイエロー・ボンレッド帯に塗り替えて運行する。1月24日以降、特別仕様のヘッドマークも掲出するという。

ラストラン終了後、313形の備品や部品を販売するオークション大会も開催。福岡市のTOHOシネマズ天神ソラリア館の映画館を貸切にして行われ、行先表示器や内窓(カーテン付)、ラストラン特別仕様のヘッドマークなど約60点が出品される予定だ。非売品のオリジナル商品である313形ピンバッジ、ドア注意ステッカー、貝塚線路線図の3点も当日のみ特別に販売するとのこと。

オークション大会は事前申込制で、1人1,000円(小学生以上)の参加料金がかかる。申込みは西鉄旅行のオークション大会専用ページでのみ受け付ける。