NHK連続テレビ小説『マッサン』(毎週月~土曜 8:00~8:15)でヒロインの亀山エリー役を演じているアメリカ人女優、シャーロット・ケイト・フォックスが10日、大阪・今宮戎神社で行われた「十日戎」の恒例行事「宝恵駕(ほえかご)行列」に参加した。
紅白の幕で飾られたかごに乗り込み、大阪ミナミの街を練り歩いたシャーロットは「プリンセスになったみたいでした!」と笑顔。商売繁盛を願う多くの参拝客でにぎわう伝統行事「十日戎」については「何が起こっているかわからないぐらい知らなかった(笑)」というが、「日本のお祭りはとても豊かで深い感じがします、アメリカのお祭りよりもいろんな意味が込められているように思います」と印象を語り、「すごくすばらしくて、とてもいい経験でした。(沿道の)みなさんの笑顔がすばらしかったです。特に、小さなお子さんが笑顔を向けてくれたことがとてもうれしかった」と感激しきりだった。
また、参拝客が一年の幸福を授かる「十日戎」にちなみ、「今、欲しい幸せは?」との質問が飛ぶと、「この仕事をずっと続けられることが、私にとってはハッピー。ずっと日本にいられるようにしたいです」と、今後も日本で女優業を続行したい意向を明らかに。「危ない。お母さん、たぶん怒ってる(笑)」とアメリカに残してきた家族の反応が不安のようだが、日本での活動に大きな意欲を見せた。
この日、「マッサン」では、泉ピン子が演じる姑が亡くなるシーンが放送され、「今日の回を見ていたら、またピン子さんに会いたくなりました。途中から泣けてきて、涙でメイクが落ちてしまうので見られなくなってしまいました(笑)」とシャーロット。「ピン子さんからはいつもアドバイスをいただいていました。最初のころは目線の高さなど(演技に関する)のアドバイスでしたが、最後の方には役柄の生き方についてなど、すごく深いところでディスカッションすることができました」と感慨深げに泉との共演を振り返り、「今も電話で『がんばって!』とメッセージをいただいたり、手紙やプレゼントもたくさんもらいました。(プレゼントの)とても美しいスカーフは一番のお気に入りです」と現在も"嫁姑"の交流が続いていることを明かしていた。