ソニーのTV専業子会社「ソニービジュアルプロダクツ」(SVP)は、現在米国・ラスベガスで開催されたCES 2015で、Android TVを搭載した4k TVを発表した。Android TVの登場により、スマホとTVの関係はどのようになるのだろうか。スマホで何ができるのか。
Android TV=TV+Chromecast
今回SVPが発表した新BRAVIAシリーズは、OSに「Android TV」を、映像エンジンには「4kプロセッサX1」を採用している。実はこの内容自体は2014年7月にSVPが発足する際に明らかにされていたが、今回ラインナップとして正式に発表されたかたちだ。
Android TVは、音声入力による検索など、キーボードを持たないTVで動作するために最適化されたAndroid OSの一種だ。OSのベースはAndroid 5.0 Lollipopで、TV用に最適化されたインターフェースやTV用のAPI、SDKも提供されている。Google Play経由でアプリやゲームを追加することもできる。
ハードウェア的には、HDMIポートに接続して使用する「Chromecast」がTV本体に内蔵されていると考えればいいだろう。利用できるサービスもChromecastとほぼ同等なので、Google PlayやYouTubeに加え、日本で発売されれば、Hulu PlusやDビデオなどの「Google Cast」対応サービスもアプリ経由で利用できるようになるはずだ。