Samsung Electronicsは1月6日、PCIe 2.0/3.0両対応のM.2 SSDモジュール「SM951」の量産開始を発表した。10nmクラス(10-20nm)の製造プラットフォームで製造されたMLC NANDフラッシュを搭載。80×22ミリのM.2フォームファクタで、512GB、256GB、128GBというラインナップ。

PCIe 2.0接続時のパフォーマンスは、シーケンシャルリードが最大1,600MB/秒、シーケンシャルライトが最大1,350MB/秒。SATA3 SSDよりも3倍高速で、同社のPCIe M.2 SSD「XP941」よりも30%速い。ランダムリードは最大130,000 IOPS、ランダムライトは最大85,000 IOPS。PCIe 3.0接続では、シーケンシャルリード最大2,150MB/秒、シーケンシャルライト最大1,550MB/秒に達する。

高速であるだけではなく、電力効率にも優れている。PCIe 3.0接続ではワットあたりのパフォーマンスがXP941よりも50%以上向上する。またL1.2 low power standbyモードをサポートしており、50mWだった待機時の消費電力が2mW以下に抑えられる。

SM951

現在開催中のCES 2015(米ラスベガス、1月6日-9日)でたくさんの新世代PC製品が発表されているが、「ThinkPad X1 Carbon」などがSM951を採用している模様だ