シンクロ・フードが運営する飲食店専門の求人情報サイト「求人@飲食店.COM」は7日、2014年の首都圏飲食店の平均給与データを発表した。それによると、飲食店社員の平均給与(月給)は前年比5,433円(2.3%)増の23万7,365円となった。
同調査は、「求人@飲食店.COM」の掲載データより、2014年(2014年1月1日~2014年12月31日)の求人2万5,157件を対象に「平均給与」「業態別平均給与」「職種別平均給与」3つのテーマをフォーカス。前年度との比較で平均給与を算出した。
業態別に見ると、平均給与が最も高かったのは「ラーメン」で前年比8,285円増の25万1,612円。以下、「ダイニングバー・居酒屋」が同4,161円増の24万8,603円、「中華料理」が同9,179円増の24万7,238円と続き、比較的採用が難しい業態の給与が高めとなっていたという。
職種別では、「料理長候補」が前年比7,628円増の27万8,170円でトップ。次いで、「店長候補・マネージャー」が同7,501円増の26万6,903円、「本部スタッフ・SV」が同1万6,251円増の25万9,044円となり、経験を必要とする職種ほど給与が高い傾向となった。大まかな相場としては、店長や料理長クラスで27万前後、経験者で22万~23万前後、未経験者で20万~21万前後が目安としている。