ジェイアイエヌは6日、メガネ型デバイス「JINS MEME」のアプリ開発者向けAPI仕様を公開した。「JINS MEME」開発者向けサイトより開発環境に合わせた2種類の形式にて提供される。また、合わせてアプリのアイデアコンテスト「JINS MEME DEVELOPER IDEA PITCH CONTEST」も開始した。
「JINS MEME」は、ジェイアイエヌが2015年秋頃に発売を予定しているメガネ型デバイス。同社が独自に開発した三点式眼電位センサーと六軸センサーを搭載しており、目の動きやまばたきから眠気や集中度、体のバランスなどの生体データを取得することができる。取得したデータはスマートフォン向けの専用アプリを通じて様々なシーンに応用できるという。
API仕様は、「JINS MEME」開発者向けサイトにて、開発環境に合わせ「リアルタイムモード」と「スタンダードモード」の2種類の形式で提供される。「リアルタイムモード」は、ランニングやフィットネス時の動きの把握やコントローラーとしての使用など、精緻なデータを即時取得・分析する場合に適した形式。「スタンダードモード」は、ライフログなど長時間にわたるデータ取得・分析を目的とする場合に適した形式となっている。
そのほか、開発者向けサイトでは、「JINS MEME」を使って取得可能なデータを解説した動画が公開されている。
また、「JINS MEME 」を使用したスマートフォンアプリのアイデアコンテスト「JINS MEME DEVELOPER IDEA PITCH CONTEST」を開始。「JINS MEME」アプリ開発者向けサイトより応募が可能で、参加者の募集は1月から3月にかけて3回のラウンドに分けられている。その後、審査員による審査を経て、開発者に合計300本のベータ版「JINS MEME」が無償で提供される。