角川アスキー総合研究所は若年層を対象に東海4県においてスマートフォン回線の満足度調査を実施し、その結果を1月7日に公開した。同調査によると通話品質、通信品質、エリア展開などすべての項目でNTTドコモがトップとなった。
調査方法はインターネットを活用したアンケートによるもので、サンプル数は1,107件。対象は愛知県、静岡県、岐阜県、三重県(東海4県)に在住の15歳から34歳までの男女。結果は以下の通り。
ドコモ利用者の7割が満足
まず同調査では通話品質、通信品質、エリア展開についての総合的な満足度について尋ねた。NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクモバイルの3キャリア別の満足度では、ドコモがトップとなった。「満足」と回答を得た割合はドコモが32.5%、auが25.1%、ソフトバンクが22.0%。これに「やや満足」を加えた割合はドコモが71.3%、auが63.5%、ソフトバンクが55.9%となり、ドコモが7割を超える利用者に支持されていることが分かった。
続いて、東海4県の県ごとに「満足」「やや満足」について集計したところ、ほぼ全ての県でドコモが首位となった。職業別で「満足」「やや満足」を集計した結果でも、おおむねドコモ、au、ソフトバンクの順となっている。
このほか、通信の用途別に通信品質の満足度を集計。結果は「SNSなどのコミュニケーション関連」や「Webサイトの検索・閲覧」など6項目すべてで、ドコモの満足度が高かった。ただし、「やや満足」を含めて集計では、「地図・ナビ」「写真や動画などのダウンロード、アップロード」の2項目でauがドコモを上回っている。
さらに場所ごとの通信品質、通話品質の満足度についても調査。結果はすべてでドコモがトップだった。調査対象は自宅内、職場、学校、コンビニ/スーパーマーケットなど、ショッピングセンター/デパートなど、地下鉄、電車(地下以外)、レジャー施設の8カ所。
* * *
今回の調査では、通話品質、通信品質、エリア展開、総合のすべての項目でドコモがトップだった。県別、職業別、場所別などで集計した場合においてもドコモの満足度は高く、15歳から34歳までの男女に幅広く支持されていることが分かった。「やや満足」より「満足」の割合が高いのがドコモの特長で、同調査では、「なんとなくではなく明確に、若年層はドコモ回線に満足していると思われる」としている。