大日本印刷(以下、DNP)は7日、中国での事業展開を検討している日本企業を対象としたテストマーケティング支援サービスを開始した。2015年度で1億円の売上を目指すという。

同サービスでは、インターネットを通じた中国での自社商品のサンプル配布やアンケート調査、市場分析などを実施。商品サンプルのモニターとして中国の生活者をインターネットで募集し、サンプルを配布して、その評価などをインターネットで収集することで、中国での事業展開の可能性を判断するうえで有益なマーケティングリサーチ情報を提供するという。

中国でECサイトなどを展開している恒川システムと共同で実施し、DNPは中国の生活者への商品サンプル提供に関連して、ウェブサイトでの告知やモニターの募集、応募受付時のアンケート項目の設定、評価や回答内容の分析などを行う。日本企業向けの窓口はDNPが、中国でのサイト運営や商品サンプルの配布などは恒川システムが担当する。

トライアルプランとスタンダードプランの2プランを用意。トライアルプランは商品1種類・計20個まで、スタンダードプランは商品5種類・計100個までとなる。期間はともに約1カ月。価格(税抜)は、トライアルプランが20万円~、スタンダードプランが50万円~。

テストマーケティング支援サービス価格

今後は、テストマーケティングに基づく詳細なマーケティングリサーチの実施や中国のインターネットショッピングモールへの出店、企業独自のECサイト構築などの支援サービスも行う予定としている。