米Googleは1月5日(現地時間)、スマートフォンやタブレット、PCとオーディオ機器をワイヤレス接続し、音楽をストリーミング再生する機能「Google Cast for audio」を発表した。同社のHDMI接続スティック端末「Chromecast」と同じ技術を用いている。

「Google Cast for audio」の利用イメージ

Google Cast for audioは、テレビなどに映像コンテンツを表示するスティック型端末「Chromecast」のいわばオーディオ版。スマートフォンやタブレット、PCなどの対応アプリ、またはPCなどのChromeブラウザで「cast」ボタンを押せば、Google Cast for audio対応スピーカーでストリーミング再生を行える。

Google Cast for audioに対応するオーディオ機器は、ワイヤレススピーカーやサウンドバー、AVレシーバーなどが想定されている。対応製品はソニーやデノン、LGなどが今春、米国で発売する予定だ。組み込み用のチップは、BroadcomやMarvell、MediaTekから提供されるという。アプリやWebサービスでは、BeyondPod、Deezer、Google Play Music、iHeartRadio、NPR One、Pandora、Rdio、TuneInなどがGoogle Cast for audioをサポートする。

ソニーやデノン、LGなどが製品を開発中