ワコムは、作品や画像データをクラウドに保存可能なサービス「Dropzone」、およびペンタブレットなど機器の好みの設定情報を手軽に共有できるサービス「Control Room」を開始した。両サービスとも利用は無料(同社クラウドサービスの総合プラットフォーム「Wacom Cloud」の無料アカウントが必要)。

両サービスともに、ワコムのクラウドプラットフォーム「Wacom Cloud」のアカウント登録を行うと利用可能となる。

「Dropzone」は2GBまで無料で利用可能なクラウドストレージ。作品画像をクラウドに保存し、さまざまな機器からアクセスすることができる。保存可能なファイル形式は、ビットマップ画像形式(BMP, GIF, JPG, PNG, TIF )となっており、現時点でベクトル画像形式には非対応とのこと。対応OSはWindows 7、Windows 8、Mac OS X 10.7以降、iOS 7以降。

また、「Control Room」は、ワコムのペン、ペンタブレット、液晶ペンタブレットなどに関して、ユーザーが好みの機器設定情報を保存し、同種の他の機器に移行してそのまま使用できるサービスとなっている。

なお、同社は「このふたつのサービスはクラウドにおける最初のステップですが、将来的には複数の機器で共用する機能をシームレスかつ簡便に使いこなすための手段を提供するものとなっていく予定」とコメントしている。