阪急電鉄は17日から、京都方面の名所旧跡をあしらったラッピング列車を京都線で運行開始する。

ラッピング列車1両目イメージ。洛東エリアの社寺などをデザイン

3両目、洛中エリア車両

6両目、嵐山・嵯峨野エリア車両

8両目、洛西エリア車両

このラッピング列車は四季を通じた京都方面への観光促進を目的としたもので、洛東、洛中、嵐山・嵯峨野、洛西の4エリアの名所旧跡を、8300系(車番8332)8両編成の1・3・6・8両目にラッピング。1両目(洛東エリア車両)に清水寺や平安神宮、2両目(洛中エリア車両)に北野天満宮や二条城、3両目(嵐山・嵯峨野エリア車両)に天龍寺、4両目(洛西エリア)に長岡天満宮などが描かれるという。

電球色の照明で和のイメージを演出した車内では、京都の名所旧跡の写真やマップを車内吊りやドア横ポスターとして掲出し、京都観光の気分を盛り上げる。運行期間は3月下旬までの予定で、1月17日から2月22日までの土休日は6両編成として、車両検査・整備に入る快速特急「京とれいん」の代替車両として運用。1月19日以降の平日と2月23日以降は8両編成での運用となる。

運行開始にともない、ラッピング列車の愛称と列車前面に掲出するヘッドマークデザインの募集を実施する。愛称のみの応募も、愛称とヘッドマークデザインの同時応募のいずれも可能で、プロ・アマ問わず誰でも応募できる。募集期間は1月17日から2月10日まで(必着)。選考結果は3月上旬頃に入賞者に通知される。採用されたヘッドマークデザインは3月中旬以降に列車に掲出される予定で、愛称も2・4・5・7両目の側面に掲出されるという。