米Googleは1月5日(現地時間)、オーディオストリーミング機能「Google Cast for audio」を発表した。モバイル端末やPCで利用できる動画/オーディオ/写真をTVで楽しめるドングル型デバイス「Chromecast」と同じ技術を用いて、スピーカー/サウンドバー、AVレシーバーなどで音楽をストリーミング再生できるようにした。
BeyondPod、Deezer、Google Play Music、iHeartRadio、NPR One、Pandora、Rdio、TuneInといったサービスがGoogle Cast for audioをサポートする。これらのサービスのモバイルアプリ (Android 2.3以上、iOS 7.0以上)を使って、またはChromeブラウザ(Windows PC、Mac、Chromebook)でサービスにアクセスしてキャスト・ボタンを押すと、対応するスピーカーやレシーバーでストリーミング再生が始まる。オーディオはキャスト・ボタンを押した端末からではなく、クラウドからストリーミングされるため、モバイルデバイスのバッテリーを消費することなく優れた音質で音楽を楽しめる。最初のGoogle Cast対応スピーカーは、米国で2015年春にSony、LG、HEOS (Denon)などから登場する予定だ。
現時点でGoogle Cast for audioは、AppleのAirPlayに対抗するような機能である。The Vergeによると、すでにAirPlay対応製品を提供しているSonyとDenonは、Google Cast for audioとAirPlayの両方をサポートする製品を計画しているそうだ。