Cerevoは5日、スマートフォンやクラウドと連携するスマート・スポーツ分野の新ブランド「XON」の第1弾製品として、スマートフォンと連携するスノーボード・バインディング「SNOW-1」(スノウワン)の開発を発表した。2015年内に販売開始する予定。価格は400~600ドル程度を想定する。

SNOW-1

「SNOW-1」は、Bluetooth 4.0 LEとGPSや荷重センサーを搭載したスノーボード・バインディング。SNOW-1を装着して計測したデータは、Bluetoothで連携したスマートフォンやタブレットへリアルタイムで転送され、荷重や重心の掛け方を可視化して、自分の滑りを分析できる。

SNOW-1装着イメージ

製品には、3軸加速度センサー、曲げセンサー、荷重センサー、高輝度LEDなどを搭載。荷重センサーは左右それぞれの足元に4カ所ずつ搭載し装着したスノーボーダーの荷重の掛け具合や重心位置を、曲げセンサーではスノーボードの部位別しなり具合を計測できる。高輝度LEDはバインディングのつま先・ヒール部に装着しており滑走を演出するほか、フォームの確認用として一定の荷重状態やしなり状態に応じて光らせる設定も可能。

測定データは、スマートフォンで撮影した動画と重ね合わせて表示できる。GPSを利用した滑走軌跡も確認できる。

無料のiOS/Androidアプリも用意する

荷重状況やしなり具合など、計測したデータを、スマートフォンで撮影した動画と重ね合わせて表示できる

本体サイズは、W300×D165×H270mm。バッテリはリチウムイオン。製品には防水加工が施される。無料のiOS/Androidアプリも用意する予定。

なお、同製品は米国時間2015年1月6日から米・ラスベガスで開催される家電関連展示会「2015 International CES」で実機展示とデモンストレーションを行う。