東京都中央区のポーラ ミュージアム アネックスでは1月30日~3月1日、塩を使ったインスタレーション作品を制作する山本基氏の個展「原点回帰」を開催する。
塩は食べ物に使われるだけでなく、穢(けが)れをはらう、清めるなど神性を帯びた存在であるという。山本氏が出展する作品「たゆたう庭」は、約2億粒の塩を使ったインスタレーションとなる。
同作品は、寄せる波や銀河、渦潮を思い起こさせるものとなっている。作品は展示後に海に還され、形としては残さないという。同氏は今回の展示について、「もし塩に記憶があるのなら、彼らのアルバムの中に銀座で作品だった時の思い出も加えてもらいたい。そして、またいつの日か彼らと再会したいと願っている」とコメントしている。
開館時間は11:00~20:00(最終日のみ~18:00)で、入場は閉館の30分前まで。入場無料となる。
また、関連イベントとして、1月30日・31日の11:00~19:00に「たゆたう庭」公開制作を行うほか、3月1日の17:00からは来場者が作品を壊し、塩を集めて後日海へと還す「海に還るプロジェクト」も行う。