大阪府高槻市城内町にある江戸時代の高槻をテーマにした博物館「高槻市立しろあと歴史館」で、土産として作られた郷土玩具を展示する「高槻市立しろあと歴史館 第28回企画展 郷土玩具と出会う場所 ~神社・お寺・名所おみやげ市~」が開催される。日時は1月4日~2月22日の10時~17時(最終入館は16時30分まで)。観覧無料。

東北温泉地のこけし

あたたかみのある郷土玩具の魅力を紹介

同展では、神への供え物が入った箱「宮笥(みやげ)」を語源とする「土産」が売られた寺社や門前町・名所を"人々が郷土玩具と出会う場所"として特集。寺社の御利益やそれにちなんだ土産の郷土玩具を、江戸時代の旅行ガイドブック「名所図会」などとあわせて紹介する。

展示される郷土玩具は、東京都・鬼子母神の「すすきみみずく」や、香川県・金毘羅宮の土産、奈良県・手向山八幡宮の「立絵馬」、大阪府・住吉大社の「住吉人形」など。また、期間中は併設トピック展示として「土人形でみる恵比寿さんと大黒さん」も展開する。

1月31日と2月7日には、それぞれ「江戸時代に花開いた旅~参詣と湯治~」「お土産物から生まれた郷土玩具」をテーマに企画展連続講座(定員各50人)を開催。さらに、同館学芸員による「ギャラリートーク」(無料)や人形芝居「えびす座」による「人形浄瑠璃の元祖(えびす舞い)実演」(無料)も実施されるとのこと。

伏見人形

すすきみみずく