男女問わずどの年代からも喜ばれるハワイ土産といったら「マカダミアナッツ」だろう。カリカリ、シャリシャリとした食感。ナッツのクリーミーな味わいに絶妙な塩味。1缶4ドルほどとリーズナブルで、見栄えもいい。これを買っておけば間違いなしのカジュアルなハワイ土産だ。さらに、その味はプレーンな塩味だけではない。今回は、「これは!」と目を引くユニークなフレーバーを紹介しよう。

ワイキキのABCストアなどで手軽に入手できるマカダミアナッツ。大袋入りは10ドル前後、ばらまき用の小さなテトラ型パックは1つ85セントほど

最強フレーバーは「マウイオニオン&ガーリック」

マカダミアナッツのトップブランド「マウナロア」。ハワイのマカダミアナッツと言われて想像するのは、きっとこのパッケージだろう。現在、フレーバーは12種類あり、その中でも一番人気なのは「マウイオニオン&ガーリック」だ。

マウイ島の特産物である甘いタマネギとガーリックのパウダーが濃い目に振りかけられ、パセリが隠し味になっている。ビールとの相性は抜群! 子供たちも大好きな味だ。ほかに、1粒でスパイシーなワサビ味とちょっぴり甘いテリヤキ味が楽しめる和風の「ワサビ&テリヤキ」もおすすめ。なお、塩分が気になる人には無塩もある。

マウナロア「マウイオニオン&ガーリック」の大袋(約10ドル)

「マウイオニオン&ガーリック」は、食べ始めたら止まらない危険なフレーバー

スイーツ感覚の甘いマカダミアナッツ

「マカダミアナッツ=おつまみ」のイメージだが、マウナロアにはお菓子のような甘いフレーバーもある。バターキャンディーで薄くコーティングされた「バターキャンディーグレーズ」は、甘しょっぱいキャンディーのパリパリ感とナッツのカリカリ感が楽しめる。

また、ハワイ産の蜂蜜で炒った「ハニーロースト」は、蜂蜜の甘さと香り、軽い塩味がマッチ。最近では、クランチクッキー入りのホワイトクリームでマカダミアナッツを包んだ「クッキー&クリーム」も登場! アイスクリームのフレーバーにもぴったりなくらいおいしいと話題だ。

右端にある、コナコーヒーのシロップでコーティングした「コナコーヒーグレーズ」もハワイらしいフレーバー

スパイシーな攻めのフレーバーも

マウナロアにないユニークなフレーバーで対抗するのが「ハマクア」ブランド。チリペッパー、ブラックペッパー、激辛のハラペーニョ、ワサビなどスパイシーなフレーバーを「アイランドフレーバーシリーズ」として展開している。究極は、ローカルが大好きなランチョンミートのスパムとコラボした「スパムフレーバー」。スパムの味が強すぎず、意外にも食べやすくクセになる味。こちらは1缶7ドルほどと少々高め。

ハマクアブランドのマカダミアナッツたち

フレーバーは様々あるものの、「マウナロア」「ハマクア」ともに使用しているマカダミアナッツは、ハワイ島の自社農園で栽培している正真正銘のメイドインハワイ。日本で購入するとハワイの2~3倍の値段がするので、自分用にも買っておくこともお忘れなく! また、ハワイの定番土産には"マカチョコ"こと「マカダミアナッツ チョコレート」も外せない。こちらも合わせてチェックしてみよう。

※記事中の情報・価格は2014年11月取材時のもの

筆者プロフィール: 森谷貴子(もりやたかこ)

フリーランスライター。総合情報サイト「オールアバウト」ハワイガイド。1991年にハワイを訪れて以来その魅力にとりつかれ、以降ハードリピーターに。実際に「行って・見て・感じて」の旅行者目線のレポートで、ガイドブックよりもディープな情報やいつもと違ったハワイの楽しみ方を発信中。ほか、ウェブサイト、ラジオ、雑誌等へ寄稿多数。