アイドルグループのV6が30日、東京・渋谷のNHKホールで、『第65回NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか 12月31日19:15~23:45)のリハーサルに臨み、報道陣の囲み取材に応じた。

デビュー20年目にして紅白初出場を果たすV6は、1997年発売のシングル曲「WAになっておどろう」をパフォーマンスする。報道陣の前に現れた井ノ原快彦は、「何なんすかね~?すご過ぎてまだ実感が湧かない」と大舞台に圧倒されたようで、選曲について聞かれると、「ちょうど"WAになっておどりたかった"(笑)。幼稚園や小学校の頃に聞いていたという人もいるので、ちょうど良かったんじゃないか」と説明した。

また、初出場ということで、所属事務所の先輩グループであるSMAPらが驚いていたが、森田剛は「来年は20周年なのでご褒美だと思って、今のV6の空気を出せれば」と意気込み、三宅健も「楽しさを存分に出して、みなさんと良い年を迎えたい」とにっこり。続けて、井ノ原が、「6人でNHKに歌手として出ることはめったにない。リーダーが喜んじゃって、いつも『冥土の土産だ』って言ってる」と暴露すると、坂本昌行は、「一個人として楽しみたい」と出場に歓喜していた。

V6は、自身の楽曲を披露するほか、伍代夏子の「ひとり酒」で、和服姿のパフォーマンスも予定している。今年の大河ドラマ『軍師官兵衛』で主演を務め上げた岡田准一は、「V6としては初めてなので、新人として色んなところに出ます。緊張するけど、紅白を全力で盛り上げたい」と気合を入れ、井ノ原は、「自分たちの楽曲を歌うより大変。伍代さんを振った男たちという設定らしい」と内容を明かしていた。

そんな井ノ原は、朝の情報番組『あさイチ』で共演している有働由美子アナウンサーから、楽屋に差し入れがあったことを話し、「(本番で)絡みがあればやりたいですね」と期待。昨年の紅白では大胆露出で話題を集めた有働アナだが、その衣装に注目が集まっていることを受け、「まだ何を隠し持ってるか分からないですよ」と含み笑いしていた。

今年の紅白のテーマは「歌おう。おおみそかは全員参加で!」で、紅白合わせて51組が出場。紅組の司会は吉高由里子、白組の司会は嵐で、総合司会は有働由美子アナウンサーが務める。昨年は、白組が優勝し、通算の対戦成績は紅組29勝、白組35勝。