エルテックスはこのほど、第4回通信販売調査レポート「通信販売に関する【消費者調査】2014」Part2を発表した。それによると、ネット通販におけるスマートフォンの利用率は、普及度合いに比べてさほど増加していないことがわかった。
同調査は、2014年11月29日~30日にインターネット上で行われ、600人から有効回答を得た。
通販で購入するジャンルを尋ねると、「本・電子書籍・CD・DVD・Blue-ray・ゲーム」が最も多く44.8%(前年42.4%)。以下、「ファッション」が44.2%(同44.3%)、「食料・飲料・お酒」が43.3%(同33.8%)、「家電・カメラ・AV機器」が37.0%(同34.6%)と続き、前年に比べて多くの購入スコアが上昇していた。また、化粧品に関しては58%の女性が通販で商品を購入していたことも判明した。
ネット上で商品を購入した際に利用した「情報機器」を聞くと、パソコンが前年比1.5ポイント増の93.5%、スマートフォンが同3.1ポイント増の21.2%と、スマートフォンは急速な普及度合いに比べて利用率がさほど増えていなかった。
スマートフォンを利用しない理由としては、「商品が見にくい」が同2.2ポイント増の32.1%、「情報量が少ない」が同0.9ポイント増の26.8%など、使い勝手に対する不満が多かった。
このほか、テレビ通販利用者に、なぜテレビ通販で商品を購入するのか質問したところ、利便性に便益を感じている以外に、エンターテインメントとしてテレビ通販を楽しんでいる人が多いこともわかった。