AKB48の姉妹ユニット・SKE48とNMB48が29日、東京・渋谷のNHKホールで、『第65回NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか 12月31日19:15~23:45)のリハーサルを行い、終了後の囲み取材に応じた。

『第65回NHK紅白歌合戦』のリハーサルを終えたSKE48とNMB48 撮影:荒金大介(Sketch)

SKE48とNMB48は7組目でそろって登場し、「不器用太陽」と「イビサガール」をそれぞれ披露。両ユニットとも、続く8曲目の郷ひろみのステージにもバックダンサーとして出演し、「99は終わらない」を盛り上げる。SKE48の松井玲奈は「SKEもNMBもパフォーマンスがまったく違い、バラードとアップテンポな曲。郷さんも、私たち一緒に盛り上げさせていただく形。3曲続けて見ている方に楽しんでいただける」と自信を見せ、NMB48の山本彩は「郷さんが若々しくてフレッシュさがいまだにあって、その辺は負けられない」と意気込んだ。

また、本番の演出についてSKE48の北川綾巴が話し出すと、「言い過ぎ」とメンバーからツッコまれ、「今までにない体勢で始まる」と訂正。続けて柴田阿弥が「今まではアクロバティックだったんですけど、それとはまた違うみんなで見せる自信がある」と語り、玲奈も「今年はバラード曲なので、変化というところを楽しんでいただけるんじゃないかな」と説明した。一方、NMB48は、渡辺美優紀が「すごく盛り上がる曲なので、日本とは思えないような"イビサ"を表現したい」と笑顔でアピールした。

ダジャレ好きの松井珠理奈に、記者が催促する場面もあったが、珠理奈は「今年は3年目なので、プレッシャーとか緊張とかあって思いつきませんでした!」と言い、「来年も出場させていただきたいと思っているので、今年考えたダジャレは来年言えたら」と温存。続けて、今回が「48グループで初の紅白歌合戦でのバラード」と伝え、「アイドルソングだけじゃなくてすてきな曲があるいう、新しいSKEの魅力をたくさん方に」と気合を示した。

すると、NMB48の山田菜々が「NMBも見せどころがあって、ラインダンスとかも入っている」と対抗心を燃やし、「ダンスのシンクロ率でたくさんの人を圧巻させたい。"トコナツ"にさせたい!」と猛アピール。隣の渡辺らから「ココナッツ?」とツッコまれると、「常夏? ココナッツ? 常に夏って書いて常夏です!」と必死に説明し、笑いを誘った。山田は、来年4月にNMB48を卒業する予定で、「紅白は小さい頃から見ていた番組。最後にもう1回かみしめて、みんなと一緒に思い出をつくりたい」と、最後の紅白にかける思いも明かした。

今年の紅白のテーマは「歌おう。おおみそかは全員参加で!」で、紅白合わせて51組が出場。紅組の司会は吉高由里子、白組の司会は嵐で、総合司会は有働由美子アナウンサーが務める。昨年は、白組が優勝し、通算の対戦成績は紅組29勝、白組35勝。