ゼンショーホールディングス(以下ゼンショーHD)は25日、三井住友カードと提携し、牛丼の全国チェーン店「すき家」に電子マネーによる決済サービスを導入すると発表した。

現在、東京都の山手線・中央線・京浜東北線沿線地域の「すき家」84店舗に、交通系電子マネー「Suica」を先行導入し、検証を行っているという。2015年1月中旬からは、全国の「すき家」(一部店舗を除く)に「Suica」などの交通系電子マネー、「iD」、「楽天Edy」を順次導入し、電子マネー決済サービスを本格展開するという。

全国に1984店舗(25日現在)を展開する牛丼チェーン「すき家」では、従来、顧客には飲食代金を現金で支払ってもらっていた。このたび、電子マネー決済を導入することにより、より簡単かつスピーディーな支払いが可能となり、顧客の利便性が格段に向上するという。導入する電子マネーは、交通系電子マネー、後払い方式の「iD」、楽天グループのプリペイド型「楽天Edy」と多岐にわたり、顧客のニーズに合わせて選択できるという。

また導入する店舗にとっても、従業員が現金を取り扱う事務負担が軽減されるとともに、精算時の混雑解消も期待できるとしている。

ゼンショーHDと三井住友カードは、今後も協力し、すき家に来店する顧客のさらなる利便性向上と、新たな業態への電子マネー・クレジットカード決済サービス導入拡大を図るとしている。