1年の仕事を振り返って、一番悪かった出来事って……? 今回はマイナビニュース会員のうち男女300名に、2014年の仕事の中で最悪だったことについて聞いてみた。来年の目標を立てる参考までに、見ていこう。
Q.2014年の仕事の中で一番悪かったことを教えてください
■仕事が増えた
・「仕事量が見るからに増えた: 忙しすぎて体調が悪くなっている」(31歳女性/不動産/専門職)
・「仕事量が増えた: 定時に終われない」(34歳女性/商社・卸/事務系専門職)
・「他の人の仕事をした: どんどん関係ないシゴトが増えた」(31歳女性/不動産/事務系専門職)
・「2013年に比べて残業が多かったこと: 徹夜もあったので」(31歳男性/商社・卸/営業職)
・「サービス残業: サービス残業で残業代がもらえない状況が長年続いていること」(30歳男性/商社・卸/秘書・アシスタント職)
■人が去った
・「信頼できる仕事上のパートナーが転勤になったこと: 戦力が欠けて自分の負担が大きかった」(36歳女性/ソフトウェア/技術職)
・「仲が良かった同僚が退職してしまったこと: 仲間が減ってさみしくて、ちょっとやる気がなくなったから」(32歳女性/商社・卸/秘書・アシスタント職)
・「異動が多くありお世話になった同僚や上司が異動になってしまったこと: 話しやすい同僚がいなくなり、新しい同僚となじめず部の中で居心地が悪いし、前の上司は仕事の指導をしてくれて成長を感じられたが今の上司はあまり指導してもらえないから」(28歳女性/運輸・倉庫/秘書・アシスタント職)
・「出来の良いパートさんがやめてしまった: せっかく育てたのに」(32歳女性/医療・福祉/事務系専門職)
■難しい人間関係
・「人間関係が悪くて仕事のコミュニケーションがうまく取れなかった: 精神的ストレスになった」(31歳女性/建設・土木/事務系専門職)
・「偉そうな上司に振り回された: 仕事としては作業に変わりはなかったが、精神的にイライラさせられたから」(33歳女性/その他/その他)
・「上司とけんかして窓際に追いやられた: 全て上司が悪いが味方が1人もいなかった」(36歳男性/機械・精密機器/販売職・サービス系)
・「お局さんに目を付けられた: 態度にビックリしてしまって、仕事中に落ち着くことができなかったので」(28歳女性/自動車関連/事務系専門職)
・「先輩の嫌がらせ: ストレスフル」(26歳女性/農林・水産/技術職)
■ミスした
・「接客: 接客の台詞を間違えた」(50歳女性/小売店/販売職・サービス系)
・「大きなミス: 他人にも影響して落ち込んだ」(31歳女性/運輸・倉庫/販売職・サービス系)
・「納品する商品を間違えてしまったこと: 先方だけでなく、職場の上司にもたくさんの迷惑をかけてしまった」(23歳女性/小売店/販売職・サービス系)
・「資料のデータを間違えたこと: とても怒られてしまったため」(27歳男性/金融・証券/専門職)
■仕事がうまくいかない
・「ノルマがなかなか達成できない: 思うような成果をあげられなかったから」(25歳女性/金融・証券/販売職・サービス系)
・「見積もりを期限に遅れて提出: 期限を守れなかった」(36歳女性/その他/その他)
・「処理すべき仕事を処理しきれなかった: 後々しんどくなるから」(25歳女性/医療・福祉/専門職)
・「前年割れ: 売り上げがとれなかった」(28歳女性/アパレル・繊維/販売職・サービス系)
・「機械の故障: これですごく振り回された」(29歳女性/情報・IT/秘書・アシスタント職)
■トラブル・クレーム
・「お客さんを怒らせた: その後の反応が冷たく、信頼を失ってしまったようなので」(27歳男性/警備・メンテナンス/技術職)
・「お客さまに激怒されたこと: 自分のミスでお客さまにも上司にもかなり怒られた」(32歳女性/金融・証券/営業職)
・「1度取引先の人を怒らせたこと: そのまま」(28歳男性/食品・飲料/営業職)
・「クレーム: 風邪引いたからどうしてくれるんだと言われた」(23歳男性/団体・公益法人・官公庁/専門職)
■評価されなかった
・「0からの仕事だったので、夏のボーナスは、職位に相当する業績とは見てもらえず、下がったこと: 子供の大学進学もあり、年収が下がるのは痛い」(54歳男性/電機/技術職)
・「やはり評価が下がっていると言われたことです: 自業自得ですが、日々の努力不足だと思います」(32歳男性/団体・公益法人・官公庁/営業職)
・「教員採用試験に落ちたこと: 半年予備校に通い、時間もお金もかけ、努力もしたが、結果につながらず無気力になった」(27歳女性/学校・教育関連/その他)
・「給料が減った: がっかりなので」(27歳女性/小売店/営業職)
■異動・転職の悲劇
・「部署異動があったこと: いきなりだったので、準備もできず、慣れないまま仕事をするはめになったから」(33歳男性/機械・精密機器/技術職)
・「企画が通ったと思ったら、別の部署に異動になった: 最後まで企画をやり通せなかった」(31歳女性/自動車関連/事務系専門職)
・「円満退社できなかった: あとのことでギクシャク」(26歳男性/医療・福祉/専門職)
・「転職しなければ良かった: 前の職場に戻りたい」(28歳女性/運輸・倉庫/事務系専門職)
■体調不良
・「異動先になじめず病気になった: 一定期間休職したから」(28歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「とても忙しい時期に、体調を崩して、休んでしまったこと: ほかの人に迷惑をかけてしまったから」(28歳女性/学校・教育関連/専門職)
・「体調を崩したこと: 会社にしばらく復帰できないこと」(33歳男性/生保・損保/専門職)
・「けがした: うっかりミスだった」(35歳女性/不動産/専門職)
■大トラブル発生!!
・「代々教えられてきた仕事内容が、実は大きな誤りで大騒ぎになった: 膨れ上がる数字のいりくり…十数年単位で調べなおさなくてはいけなくなった」(26歳女性/商社・卸/事務系専門職)
・「シミュレーション結果を間違ったまま、プロジェクトが進んでしまい最終的に大変なことになった: 取引先が激怒」(28歳男性/自動車関連/技術職)
・「会社が吸収合併で、わたしのいた会社が倒産したこと: 倒産による経理処理が山ほどあったから」(28歳女性/自動車関連/事務系専門職)
・「取引先が倒産した: 売り上げの一部回収できないままになった」(29歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
・「トラブル続きだったこと: 事件が多すぎます」(32歳男性/自動車関連/事務系専門職)
■ぼんやり
・「遅刻したこと: シフト制の仕事で朝1番早い時間で同じ職場の人に迷惑をかけてしまったから」(22歳女性/医療・福祉/専門職)
・「全体に漫然と過ごしてしまった: あまり成長しなかった」(44歳男性/医療・福祉/技術職)
・「新しい事にチャレンジできなかった: ひとつぐらいはチャレンジしたいと思っていたので」(38歳男性/情報・IT/技術職)
■総評
2014年の仕事の中で「最も悪かったこと」、最も目立ったのは「仕事が増えた」というボヤキだった。忙しすぎて「残業が増えた」「疲れがとれない」「体調を崩した」と深刻な状況の人もいるよう。反対に「仕事が減って給料も減った」という声もあったが、こちらは少数派だった。忙しすぎるのも、仕事がなさすぎるのも悲劇だ。
「人が辞めた」という出来事を挙げる意見も目立った。1人いなくなると「自分の負担が大きくなった」「慢性的な人手不足で休めない」と大変だ。また、仲良しやなじみの人間がいなくなると、残された側は精神的に苦しくなるよう。職場の人間関係では、「嫌な上司」や「お局様からの意地悪」「先輩からの嫌がらせ」など、つらい状況を漏らす報告もあった。「ストレスフル」「日々イライラ」なんて愚痴もつぶやかれていた。
自分の仕事ぶりに満足いかなかった人も多かった。うっかりミスから重大なミスまで、さまざまな失敗で「落ち込んだ」「周囲に迷惑をかけた」という声が多数寄せられた。ノルマ達成できなかった、期日までに仕事が終わらなかった、売り上げ目標達成できなかったなど、しっかり仕事を遂行できなかった反省もあるようだ。顧客や取引先、上司から怒鳴られたという人たちは「精神的なショック」が大きかったとのこと。また、体調を崩したことを「一番悪かったこと」と語る人も何人かいた。やはり周囲に迷惑をかけたと気にしていたり、メンタルの弱さを嘆いていたり、自分を責め過ぎの感がある。
中には、会社の倒産を経験した人や、「ずっと教えられてきた仕事が間違いだったと大騒ぎになり、10年単位ですべて数字見直し」なんて、大きなトラブルを抱えた人もいた。こんな最悪の事態はそれこそ10年スパンでしかやってこないはず。来年はきっといい年になることをお祈りする。
新入社員の人からは「何事も勉強で刺激のある毎日で、正直悪いことはなかった」なんてフレッシュな意見も寄せられた。悪かったことは2014年に置いて、2015年は前向きに、少しリラックスして仕事に臨もう。
調査時期: 2014年12月8日~2014年12月9日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性127名 女性173名 合計300名
調査方法: インターネットログイン式アンケート