ミャンマー連邦共和国財務省傘下の国営ミャンマー経済銀行と日本取引所グループ及び大和証券グループのシンクタンクである大和総研は23日、ミャンマー初となる証券取引所である「ヤンゴン証券取引所」設立のため、合弁契約を締結致した。

日本取引所グループの前身である東京証券取引所グループ及び大和総研は、2012年5月29日にミャンマーにおける証券取引所の設立及び資本市場育成支援への協力に関する覚書を、当時ミャンマー財務省傘下であったミャンマー中央銀行と締結し、日本及びミャンマー関係当局と協議を進めてきたという。

このたび締結した合弁契約に基づき、証券取引所の準備会社設立についてミャンマー関係当局と密接な協力を行い、2015年中の証券取引所開業を目指すという。

ヤンゴン証券取引所の設立を通じ、引き続きミャンマー資本市場の発展と日本・ミャンマー間の経済交流の一層の拡大に貢献していくとしている。

「ヤンゴン証券取引所」の概要

  • 商号:Yangon Stock Exchange Joint-Venture Company Limited(略称:YSX)

  • 設立場所:ミャンマー ヤンゴン

  • 株主:ミャンマー経済銀行、日本取引所グループ、大和総研

  • 資本金:320億チャット(約37億円)

  • 取締役:ミャンマー経済銀行3名(社長含む)、日本取引所グループ1名、大和総研1名