岡山県はこのほど、特設サイト「もんげー岡山!」にて、フィギュアスケーター高橋大輔さんが出演する新しい動画を公開した。
同県は、2014年9月より「もんげー岡山!」をキャッチフレーズに、全国に向けた新しいPR活動を行っている。「もんげー」とは、岡山の方言で「すごい」を意味しており、同県にある"もんげーモノ"を全国に向けてアピールしていく活動を実施している。
今回公開した動画は、「もんげー岡山!presents 高橋大輔から君へ」。岡山県倉敷市出身の高橋さんが、自身の原点となる倉敷のスケートリンクから「次の世代」へのメッセージを語る内容となっている。動画は、高橋さんが8歳のときにフィギュアスケートを始めたリンク「ヘルスピア倉敷・アイスアリーナ」で収録した。
動画には、高橋さんが所属していた「倉敷フィギュアスケーティングクラブ」の子どもたちも出演している。競技中とは違ったリラックスした表情で、ふるさとの子どもたちと一緒に滑る高橋さんの姿が楽しめる。バンクーバー五輪で銅メダルに輝いたフリー演技「道」の再現を、ハイスピードカメラで追った映像も見どころだという。
また、動画にあわせて高橋さんが自らの声で発しているメッセージも、非常に印象的だ。
「僕は岡山でうまれた。おとなしくて、気の弱い子どもだった」「なんでか、スケートには夢中になった。跳ぶのが好きになった」「でも、全部うまくいったわけじゃない。迷いもあった。けがもあった。もうだめだと思ったことも何度もあった」など、さまざまな苦悩や挫折などを乗り越えてきた高橋さんが、自身の経験も踏まえながら、子どもたちへと温かい言葉を投げかけている。
なお、高橋さんが出演している動画は、岡山県のホームページなどで閲覧できる。