ダイハツ工業は24日、軽オープンスポーツカー「コペン」の上級グレードとなる「コペン ローブ S」を発売した。同車は幕張メッセで2015年1月9~11日の期間に開催される「東京オートサロン 2015 with NAPAC」に出展され、同時にサードパーティが独自のアイデアを具現化した「DRESS-FORMATION」モデルの展示も行われる。
新型「コペン」は、骨格のみで高い剛性を確保する新骨格構造「D-Frame」、購入後のデザイン変更を可能にする内外装着脱構造「DRESS-FORMATION」を採用した軽オープンスポーツカーで、2014年6月に第1の意匠「コペン ローブ」を、11月に第2の意匠「コペン エクスプレイ」を発売している。
今回発売された「コペン ローブ S」は、「コペン ローブ」をベースに、初代「コペン」のアルティメット・エディションと同様の位置づけとして、スポーツプレミアムブランドの装備を新型「コペン」用として新設計し、操舵の正確性向上や引き締まった上質な乗り心地の両立を図ったモデルとなる。
足回りにダイレクト感あふれるハンドリングと操縦安定性、フラットな乗り心地を追求したビルシュタイン製ショックアブソーバーを採用し、内装にはスエード調生地を使用したレカロシートやMOMO製革巻きステアリングを使用。CVT車には、ステアリングから手を離さずにマニュアル感覚のシフト操作ができるパドルシフトを採用した。
「コペン ローブ S」の価格は、CVT車が199万8,000円、MT車が201万9,600円(ともに税込)。なお、「コペン」専用デザインのBBS製鍛造16インチアルミホイールはメーカーオプションとなる。
あわせて同車を「東京オートサロン 2015 with NAPAC」に出展することも発表された。ダイハツブースでは、「DRESS-FORMATION EXPERIENCE」をテーマに14台の「コペン」を出展。「DRESS-FORMATION」の考え方に共感したサードパーティの中から、SEICO、SPK、TAMONDESIGN、新潟県三条市から提案された「DRESS-FORMATION」モデルを展示。「コペン ローブ」をベースとした第3のモデルも出展されるという。
これらの出展車両については、ダイハツが骨格情報や意匠情報を提供し、サードパーティが独自のデザインやアイデアを具現化。SEICOは「コペン ローブ」をベースとした1台、SPKは「コペン エクスプレイ」をベースとした3台、TAMONDESIGNは「コペン ローブ」をベースとした1台、新潟県三条市は「コペン ローブ」をベースとした2台を出展する予定で、いずれもベース車からのドレス・フォーメーションが可能となっている。