観光庁はこのほど、2014年10月の主要旅行業者の旅行取扱状況(速報)を発表した。それによると、10月の総取扱額は前年同月比1.9%増の5,943億947万円となり、2カ月連続で前年を上回った。
外国人旅行は前年同月比39.8%増の119億6,082万円。ビザ緩和の影響により東南アジアからの旅行者が増えた。国内旅行は同2.5%増の3,820億739万円。一方、海外旅行は円安や海外で発生した感染症の影響により消費者マインドが冷え込み、同0.9%減の2,003億4,125万円となった。
旅行商品ブランド(募集型企画旅行)の取扱状況を見ると、合計取扱額は前年同月比2.7%減の1,504億8,852万円。内訳は、国内旅行が同0.1%増の816億8,928万円、海外旅行が同6.0%減の683億769万円、外国人旅行が同23.4%増の4億9,155万円となった。
旅行商品ブランド(募集型企画旅行)の合計取扱人数は前年同月比5.5%減の321万3,125人。内訳は、国内旅行が同4.9%減の286万6,876人、海外旅行が同13.2%減の31万8,653人、外国人旅行が同40.3%増の2万7,596人となった。
会社別の取扱額を見た場合、トップはジェイティービーで前年同月比2.2%増の659億5,854万円。以下、エイチ・アイ・エスが同3.6%増の322億9,960万円、日本旅行が同5.8%増の390億2,779万円、楽天が同7.0%増の300億9,748万円と続いた。