JR東日本は2015年度の「週末パス」「三連休乗車券」継続設定について発表した。ともに北陸新幹線長野~金沢間開業に合わせ、利用できる線区が一部変更される。

「週末パス」「三連休乗車券」ともに北陸新幹線長野~上越妙高間が利用可能に。ただし乗車する際は特急券が別途必要

「週末パス」は土休日の連続する2日間、フリーエリア内の快速・普通列車(普通車自由席)が乗降り自由となるきっぷ。2015年度も継続して発売され、発売期間は2016年3月25日まで、利用期間は2016年3月27日までの連続する2日間(4月27日~5月6日、8月11~20日、12月28日~1月6日は利用不可)とされた。

同乗車券の現在のフリーエリアは、北東北エリアを除くJR東日本の各路線と13の鉄道会社線。2015年3月14日の北陸新幹線長野~金沢間開業、並行在来線を引き継ぐ第3セクター鉄道の開業で、同日利用開始分から北陸新幹線長野~上越妙高間、しなの鉄道長野~妙高高原間、えちごトキめき鉄道妙高高原~直江津間が「週末パス」で利用可能となる。

「週末パス」は利用開始日の1カ月前から前日まで、フリーエリア内のJR東日本のおもな駅の指定席券売機・みどりの窓口・びゅうプラザなどで発売。価格は大人8,730円、こども2,560円。新幹線・在来線特急列車に乗車する際は別途特急券などを購入する必要がある。

3連休にフリーエリア内の快速・普通列車(普通車自由席)が乗降り自由となる「三連休乗車券」も継続して発売される。海の日・体育の日・勤労感謝の日・成人の日を含む3連休のほか、9月19~23日の「シルバーウィーク」(敬老の日・秋分の日に挟まれた9月22日が「国民の休日」に)も、連続する3日間利用可能となる。

同乗車券の現在のフリーエリアは、JR東日本全線とJR北海道の中小国~函館間、青い森鉄道・IGRいわて銀河鉄道・三陸鉄道・北越急行・富士急行・伊豆急行の各路線。2015年3月14日の北陸新幹線長野~金沢間開業以降と並行在来線を引き継ぐ第3セクター鉄道開業にともない、同乗車券は2015年度分から北陸新幹線長野~上越妙高間、えちごトキめき鉄道新井~直江津間が利用可能となる。

「三連休乗車券」はフリーエリア内のJR東日本のおもな駅の指定席券売機・みどりの窓口・びゅうプラザなどで発売され、価格は大人1万3,390円、こども4,110円。新幹線・在来線特急列車に乗車する際は別途特急券などが必要となる。