ある日、よつばとダンボーが我が家にやってきました。
知らない人も少ないと思いますが、一応説明しておくと、よつばは漫画『よつばと!』の主人公。小動物のような愛くるしい仕草と表情が印象的な5歳の女の子で、老若男女問わず大人気のキャラクターなのです。……"萌え"とはどういう感情なのかを一般人に説明するとき、僕はいつも「『よつばと!』を読め! そうすれば嫌でもわかる!」と説明しています。
そしてダンボーは、そんな『よつばと!』に登場する、ダンボール製のロボット型スーツ。よつばのお隣さんである恵那とみうらが夏休みの自由研究で作ったもので、劇中では中に人が入れるくらいの大きさです。漫画にはちょっとしか出てこないのに大人気のキャラクターで、色々なグッズが発売されているため、ひょっとしたら「よつばと!」は知らなくてもダンボーは見たことあるという人もいるかもしれませんね。
さて、我が家にやってきたよつばは、壽屋さんから発売されるアクションフィギュア。アクションというからには……そう、自由にポーズをつけられるのです! さらに、表情まで変えられる! これはうれしい。
だって、よつばと言えば冒頭でも書いたように、愛らしい仕草の数々と、くるくると変わる豊かな表情ですからね。もちろん、普通のフィギュアでも十分かわいいわけですが、どうせなら自分で最高にかわいいポーズをとらせてみたいじゃないですか。
ということで、前置きが長くなりましたけど、さっそくよつばのフィギュアをレビューしていきますね。
まずは全体のデザインや雰囲気をチェック!
今さら言うまでもありませんが、フィギュアとしての完成度は安定の壽屋クオリティ。淡い塗装が原作の雰囲気を忠実に反映していて、よつばの魅力が伝わってきます。服のしわなんかの質感も良い感じ。今にも走り出しそうな躍動感がありますね。フィギュアからちゃんと元気の良さが伝わってくるってすごいことなのでは……。
アクションするための関節は、肩、肘、腰、太もも、膝、くるぶしと実に多彩。これだけ可動箇所があると、本当に思い通りのポーズをとらせることができますね。
全体の大きさ比較のために、『劇場版 魔法少女まどかマギカ』のフィギュア『キューポッシュ 鹿目まどか』を並べてみました。全高約13.5cmでだいたいポケットに入るくらいのサイズ感ですね。
パーツもかなりの数が用意されています。表情が異なる顔パーツが5種類と、手首は握り手、平手、開いた平手、シャボン玉器(小)持ち手、シャボン玉器(大)持ち手、カメラ持ち手が付属。さらに、よつばを再現する意味で重要なクマの「ジュラルミン」と「肩掛け鞄」も付いてきます。顔と手の形はよつばを表現するのに重要な要素ですからね!
しかし、これだけいろんな表情が作れるのですから、何かしら再現して遊べないかなー……。
そうだ!
『よつばと!』のLINEスタンプを再現してみるのはどうでしょう。で、LINEスタンプの代わりに貼り付けて送信してみると、「おっ!?」って思わせられるんじゃない!?
ということでやってみました。
いかがでしょう。顔パーツと手首パーツ、そして可動する関節を駆使すると、ここまでLINEスタンプが表現できるのです。自分でやっといて何なんですけど、あまりに再現できるので「すげえ!」って一人で興奮してしまいましたよ。
こうなると、もっともっとよつばフィギュアで遊んでみたくなりますよね。
ということで、よつばとダンボーと一緒にお出かけしてみようと思ったのですが……。
なんと、あいにくの雨!
悲しそうな顔で外を眺めるよつば。うう、すまない。よりにもよって師走の忙しい最中、唯一時間がとれそうな日にピンポイントで雨が降るだなんて……(実話)。
仕方ない、今日は家でおやつでも食べよう。たまたま知人からもらった台湾のお土産を出してみると、途端に目を輝かせるよつば。ふふふ、ちょろいぜ。
……しかし、再び外を眺めながら暗い顔になるよつば。すまん、すまん……。
ためしに傘をさして、近所の公園に行ってみました。うーん、嫌がらせのように雨が降ってるなぁ。もし晴れていたら、
こんな風に芝生に寝転がってお昼寝もできたのに。
仕方ないのでドーナツ屋さんへ。やっと、よつばも機嫌を直してくれたみたい。
……とまぁ、そんな感じで顔パーツと手首パーツを付け替えながらいろいろ遊べるよつばのアクションフィギュア。大きすぎず小さすぎず、良いサイズ感なので、普段の生活はもちろん、ちょっとしたお出かけや旅行に持ちだして、色々なシチュエーションで写真を撮ってみると楽しいですよ。
今回の写真なんて、一つひとつは何てことない写真ですけど(単なるドーナツとか芝生とか花壇ですし……)、そこによつばとダンボーがいるだけで、一気に「よつばと!」の世界が広がります。
よーし、次はInstagramに投稿して、世界中によつばの可愛さを広めるかな!
(C)KIYOHIKO AZUMA/YOTUBA SUTAZIO
(C)Magica Quartet/Aniplex・Madoka Movie Project