米Intelは12月17日、Chromebookユーザー向けのアプリ「Intel Easy Migration」を公開した。iOS、Android、Windows向けのアプリで、IntelベースのChromebookを利用するユーザーは、同ツールを利用してデータをシームレスに移行できるという。

Chromebookは、米Googleの「Chrome OS」を搭載したクラウドベースのノートPCで、連絡先アプリにGoogle Contacts、写真管理にGoogle+ Photosなど、Googleのクラウドアプリを利用する。Intel Easy Migrationは、iOSまたはAndroidベースのモバイル端末、WindowsベースのPCから、Chromebookが利用するこれらのGoogleサービスにデータを移行できるツールで、連絡先、ドキュメント、写真、動画、音声などのドキュメントやファイルが対象となる。一括での移行のほか、移行したいファイルを選択してのカスタムマイグレーションも可能。ユーザーのGoogle Driveの空き容量を視覚的に表示する機能も提供する。

Easy Migration

Intel Easy Migrationは同期機能であって、スマートフォンやPC側のデータを削除したり修正するものではないと留意している。また、これらのファイルに対するプライバシー設定については「プライベート」として設定され、ユーザー本人以外は見えない形になるという。

AndroidとiOS向けアプリは、Google Play、App Storeの各アプリストアで無料公開する。Windows PC向けは、IntelのWebサイトよりダウンロードできる。

IntelベースのChromebookは、ASUS、Acer、Lenovo、東芝などから提供されている。ChromebookはIntelのほか、ARMベースのものも登場している。