JR東海は2015年3月14日のダイヤ改正で、太多線のすべての定期列車と、高山本線岐阜~美濃太田間の定期列車の約8割をキハ25形・キハ75形とし、国鉄時代やJR発足初期に製造された気動車を置き換える。

高山本線を走るキハ48形2両編成の普通列車

同社は2013年までに快速・普通列車用の電車をすべてJR発足以降の車両とするなど、国鉄時代に製造された車両の置換えを進めている。来年3月のダイヤ改正では、武豊線で使用されてきたキハ75形や、313系電車と同様の車体のキハ25形を太多線・高山本線に投入。国鉄時代に製造されたキハ40・47・48形、JR発足初期に製造されたキハ11形を置き換えるという。

来年3月1日に電化開業する武豊線では、平日夕方に武豊行の区間快速1本と普通列車3本を増発。名古屋駅を16~21時台に発車する列車のうち、武豊線への直通列車(区間快速)が13本、大府駅で武豊線に乗換え可能な列車(新快速)が3本となり、15~30分間隔で半田・武豊方面の列車に乗車できるダイヤとなる。あわせて大府駅での岡崎・刈谷方面から武豊線への接続も改善される。

同社の在来線ではその他、東海道本線名古屋~岐阜・大垣間で朝と夜に列車を増発、夕方以降に名古屋駅を発車する関西本線普通列車3本の編成両数を2両から4両に変更、東海道本線静岡~沼津間「ホームライナー」を増発するなど、各エリアでダイヤ改正を行う。