三井住友銀行の全額出資子会社である欧州三井住友銀行は17日、欧州地域におけるネットワーク強化の一環としてスペインマドリード市にマドリード支店を開設した。

EU第5位の経済規模を誇り、景気が回復基調にあるスペインは、グローバルにビジネスを展開するマルチナショナル企業が多数存在し、欧州域内のみならず、従前より関係の深いラテンアメリカや、最近ではアジアとのビジネスも活発化させるなど、今後の欧州経済成長の方向を見据える上で重要な国の一つとして注目されているという。

今後、スペインが新たな成長に向けた環境を整えていく中、同国に係るビジネスにおいて顧客の金融ニーズがますます高まっていくことが見込まれるという。同行グループは、1979年にマドリード駐在員事務所を開設したが、今後、欧州三井住友銀行マドリード支店の開設を通じて、コーポレートファイナンスやトレードファイナンスをはじめとした金融サービスの更なる充実を図り、顧客のニーズに一層応えていくとしている。