ワイモバイルとGoogle PlayからAndroidスマートフォン「Nexus 6」(モトローラ製)が発売された。Google謹製のスマートフォン「Nexus」シリーズの最新モデルにしてフラッグシップモデルである。前モデルである「Nexus 5」(LG エレクトロニクス製)よりも大幅にスペックアップしたその実力はどれほどのものか。実際に使って試すとともに、iPhone 6 Plusと使用感を比べてみた。

こちらがNexus 6。こうして単品を写真で見るだけだと、ごく普通のスマートフォンだが、実はかなりデカい。手に持ってみるとよくわかる。

Nexus 6

やはり大きい

約6インチという大画面は、前モデルのNexus 5から1インチ近くも巨大化しており、それに伴って端末自体も大きくなった。筆者の手は男性としては若干小さめだが、それでも女性の標準的なサイズよりは大きい。それでも、ガシッと持って、なんとか指がかかるかなといった感じ。

あれっ、このサイズ感、何だか既視感を覚えるぞ。

そうか、iPhone 6 Plusだ

そう、先日自前で購入した5.5インチのiPhone 6 Plus(Apple製)とよく似たサイズなのだ。5インチを超えてくるスマートフォンになると、もはやタブレットに近い大きさということで、「ファブレット」などと呼んだりする。近いサイズのAndroid端末としては、ソニーの「Xperia Z3」(5.2インチ)やシャープの「AQUOS CRYSTAL X」(5.5インチ)、サムスンの「GALAXY Note Edge」(5.6インチ)あたりだろうか。もっとも、iPhone 6 Plus(5.5インチ)とNexus 6(6インチ)では画面の面積が約2割も違う。それなのに端末の縦の長さが同じくらいなのは、ホームボタンがないから。

前提としてOSが違うということはあるが、何かしら比較対象があった方がわかりやすいと思うので、今回はiPhone 6 Plusとの比較も織り交ぜながらレビューしていきたい。