「赤くて毛むくじゃらのモンスター」と言えば、「ガチャピン・ムックの……」ではなく、ぜひここはニュージーランド発のクッキー専門店「クッキータイム」のキャラクター、「クッキーマンチャー」を連想していただきたい!
2013年12月には東京・原宿に海外ショップ第一号が誕生したが、その本社はニュージーランド南島の玄関口・クライストチャーチの街中から、車で20分程度行ったところにある。そして、本社に併設されたファクトリー内ショップには、通常よりもお得にクッキーを楽しむことができるという。
ニュージーランド中で目にする名物モンスター
無添加・無着色の"オーガニック"にこだわった「クッキータイム」は、2013年に30周年を迎えた。チョコがごろっと入った食べ応え十分のあま~いクッキーは、ニュージーランドのフラッグキャリアであるニュージーランド航空でも機内のスナックとして提供されることがあるなど、ニュージーランドには欠かせないスイーツとなっている。
また、ホテルのルームバーでも備えられているほか、ニュージーランドのスーパーでは大概どこでも「クッキーマンチャー」が描かれたクッキーが並んでいる。そんな国民的お菓子「クッキータイム」を提供している会社「クッキータイム」は、本社にファクトリー内ショップを併設し、同社が展開する様々な商品を販売している。
お徳用パックはお忘れなく!
特にファクトリー内ショップでおススメしたいのが、割れたクッキーをお得に買える詰め合わせだ。量が多く、お土産には向かないかもしれないが、「クッキータイム」を手軽にたくさん楽しめる詰め合わせはぜひ押さえていただきたい。
また、クッキーの種類も「オリジナルチョコレート」のほか、「トリプルチョコレート」や「ホワイトチョコレート」、ナッツやフルーツが入った「ブレックファスト」、アプリコットが入った「アプリコットチョコレート」、また、グルテンが入っていない「グルテンフリーチョコレート」などもある。同社はクッキーのほか朝食やおやつにぴったりのバーも展開しており、ファクトリー内ショップでは様々な味のバーをそろえている。
店内では焼きたてのクッキーとともにコーヒー(NZ3.5ドル=約320円)などのドリンクも提供。ドリンクを注文すると、小さいクッキーが付いてくるのがうれしい。ショップ内にはカフェのほか、子供がお絵書きして遊べるスペースも設けている。
ちなみに同社は、1992年4月に世界最大となる487.15平方メートル(直径24.9m、厚さ2.5cm)のクッキーを焼き上げたとしてギネス記録に認定された。その後、2003年実施・2008年認定でアメリカのクッキー会社にタイトルを奪われてしまったが、ファクトリー内ショップでは世界最大のクッキーに挑んだ当時の様子を紹介した記事が展示されている。
残念ながら、本社では工場見学を実施していないようだが、ショップの周りにはちょっとした撮影スポットも設けられているので、お近くの際にはぜひ立ち寄っていただきたい。実際、ニュージーランドではいたるところで「クッキーマンチャー」を目にすることができたのだが、きっとニュージーランドを発った後は「クッキーマンチャー」が恋しくなってくるはずだ。
※1NZドル=91.9円で換算。記事中の価格・情報は2014年12月取材時のもの