北海道新冠郡の「太陽の森 ディマシオ美術館」は12月中の土・日曜日および祝日の開館日限定で、5機のLED照明で「世界最大の油彩画」を彩る特別展示「宇宙の謎 神秘の美しさ 光の不思議に迫る」を開催している。

「世界最大の油彩画」を用いた特別展示

同館では、フランス国籍の画家ジェラール・ディマシオ氏の作品を常設展示している。今回の特別展示に用いる同氏の「世界最大の油彩画」は縦9m×横27mで、作品の上下左右を取り囲むように鏡を張り合わせた形で展示を行っている。「1人の画家がキャンバスに描いた作品としては世界最大」といわれており、同作品についてジェラール氏は、「1万年後の未来を、2万年後の人間になったつもりで追想した世界」と表現している。

特別展示では、青色LEDを用いた照明で同作品を照らす演出を行う。ズーム機能を搭載したムービングライトを使用することで、原色から淡色までを自在に投射し、多彩な色彩演出が可能とのこと。

特別展示の開催日は12月中の土・日曜日および祝日の開館日で、これから行う日程は12月20日・21日・23日・27日・28日の計5日。開催時間は各日11:00~、13:00~、14:00~の3回で、約7分間のプログラムとなる。

また、同館では今後もLED照明による展示のバリエーションを増やし、「音」の効果も加えた展示を行っていく予定。