シーボンはこのほど、クレンジング(メイク落とし)に関する調査結果を発表した。同調査は11月25日~28日、週に1日以上メイクをしている20~50代の女性500名を対象にインターネットで実施したもの。

「普段のスキンケアの中で、自分にとってもっとも優先度が高いものは何ですか」

「普段のスキンケアの中で最も優先度が高いもの」を聞くと、「クレンジング」(32%)が最も多かった。次いで、「化粧水」(30%)「洗顔料」(16%)があがった。

「クレンジングなどの"落とす"スキンケアと、化粧水や美容液などの"与える"スキンケアのどちらを重視しているか」を聞いたところ、"落とす"スキンケアを重視している人が70%、"与える"スキンケアを重視している人が69%と、どちらも同じくらい重視されていることがわかった。

普段のクレンジングで意識していることを複数回答で聞いたところ、約半数の人が「肌を強くこすらない」(51%)「ぬるま湯でおこなう」(48%)と回答。そのほか、「適量のクレンジング料を使う」(39%)「クレンジング料をメイクとなじませる」(38%)なども上位にあがった。

「クレンジングに対する本音を探ると」

多くの女性がクレンジングを重要視している反面、65%の人は「クレンジングはスキンケアの中で最も面倒」とも回答した。さらには、「クレンジングにはお金をかけていない」(61%)「クレンジングには時間をかけていない」(60%)といった、満足にクレンジングができていないことが浮き彫りになる結果に。

また、約5人に1人は「疲れているときなどはクレンジングをせずに寝てしまう」(21%)とも答えており、「メイクを落とし忘れて寝た次の日、肌がゴワゴワになっていた」(37歳)「20代前半はほぼ毎日メイクをしたまま寝てしまい、今、肌のでこぼこが気になりだした」(27歳)などの声もあがった。

「クレンジングの方法に自信はありますか」

「クレンジングの方法に自信はあるか」と聞いたところ、78%と約8割もの人が「自信がない」と回答。また、クレンジングケアに対する不安・不満について聞くと、最も多かったのは、「きちんと汚れが落ちていない気がする」(64%)だった。そのほかにも、「潤いまで落としてしまっている気がする」(57%)という不安や、「納得がいくクレンジングアイテムが見つからない」(47%)といった不満も、約半数の人が感じていることがわかった。

実際に、「クレンジングをするときの力が強かったせいか、肌が荒れた」(45歳)や「シートタイプのものを連続して使用していたら、顔がヒリヒリしてきた」(41歳)、「簡単に済ませていたら、吹き出物が出るようになった」(38歳)など、年代を問わずクレンジングの悩みをあげる声も多く寄せられた。

同社の美容指導・マネージャーの白久千穂さんは、「家に帰ったらまず、すぐにでもクレンジング(メイク落とし)、洗顔をすることが大切です。メイクを落とさずに寝てしまったり、クレンジングをせずに洗顔しかしなかったりと、お手入れが不足してしまうことは、次に使う化粧水や美容液の浸透の妨げになってしまいます。1日の汚れはその日のうちに取り去る。これが美肌をつくり維持するために、第一に大切なポイントです」とコメントしている。