大井川鐵道は、今年初めて運行した蒸気機関車「きかんしゃトーマス号」について、2015年も運行することを決定した。新たに「ジェームス号」も加わるという。
「きかんしゃトーマス号」は、大井川鐵道が保有する蒸気機関車C11形227号機に、『きかんしゃトーマス』の意匠を施したSL列車。『きかんしゃトーマス』の母国イギリスでは以前から同様のSL列車を運行していたが、アジアでの運行は大井川鐵道が初めて。今年は7月12日から10月12日までの指定日に運行し、予約がほぼ埋まるほどの人気を集めた。
2015年は、6月7日から10月12日までの金土日と祝日、夏休み期間などを中心に、新金谷~千頭間を1日1往復運転。運転日の大半(のべ74日間)は「トーマス号」のみの運転となるが、7月22日から8月26日までの火曜と水曜(延べ16日間)は「ジェームス号」のみ運行。7月11・12日と8月27・28日は「トーマス号」「ジェームス号」の両列車が運転する。
予約は、大井川鐵道公式ホームページからのみ受け付ける。受付時間は乗車日の125日前(約4カ月前)の14時から翌日13時までの23時間で、抽選で当選者を決定し、締切2日後までに当落を通知する。
なお、「きかんしゃトーマス号」の2015年度の運行では、今年適用していたSL急行料金に代わり、「トーマス・ジェームス料金」を設定。乗車料金は運賃と「トーマス・ジェームス料金」の合計となる。同料金の詳細は未定で、決まり次第発表となる。