世界的なSNSである「Facebook」は、投稿に対して「いいね!」ボタンで反応できることが特徴だ。ただ、どのような投稿に対しても「いいね!」以外のボタンを押すことはできない。「いいね!」以外のボタンについては、FacebookのCEOであるMark Zuckerberg氏が、「Dislike(良くないね)」など多彩な感情を表現できるボタンを検討中だと報道されている。そこでFacebookユーザーであるマイナビニュース会員351人に、Facebookにおける「いいね!」以外のボタンについてアンケート調査を行った。
「Dislike(良くないね)」ボタンは必要なし!
まずは、「いいね!」ボタンの反対の意味となる「Dislike(良くないね)」ボタンについて、必要だと思うか、思わないか聞いてみた。
結果は、351人中79.5%となる279人が「いいえ」(必要ない)と回答、20.5%となる72人が回答した「はい」(必要)よりも圧倒的に多かった。「Dislike」ボタンについては、Zuckerberg氏自身も、あまり肯定的な考えを持っていないようだが、必要なしと回答した人に、その理由を聞いてみた。
多かったのは、「付けられたら傷つく」、「押しにくい」、「いい気がしない」、「人間関係がこじれそう」、「いじめにつながりかねない」、「友だちの投稿をわざわざ否定したくない」、「押し間違いによるトラブルがありそう」といった、誹謗中傷につながることを危惧している意見だった。
そのほかにも、「そう思ったら押さなければよい」、「いちいち難癖をつける意味がない」、「本当に良くないと思ったら何も反応したくないのでわざわざ必要ない」などの「いいね!」を押さないことが意思表示になっているとする意見も目立った。
では、「はい」(必要)と回答した人はどのような理由からそのように考えたのだろうか。最も多かったのは、「悲しいことが書かれている投稿も多い」、「いいねでは不適当な投稿がある」、「かわいそうという感情を出したい時に便利そう」、「良くないことが起きた場合に同調してもらいたい」、「訃報などの投稿があった際には押したい」など、「いいね!」と言いにくい記事に対して、便利に使えるのではないかという意見だった。
ほかには、「悪い意味ではなく、仲の良い友だち同士で、茶化したり楽しく使う分には問題なさそう」、「肯定だけというのもバランスが悪い気がする」、「素直に賛同出来ない場合は拒否という選択肢があっても良いと思う」など、ボタンを押す側のモラル次第で、有意義に使用できるのではないかという意見も多かった。