全日空商事では、2014年3月に引退したANAのボーイング747の中で、国内線として活躍したボーイング747-400D搭載用の客席シートを「ANA ショッピングA-style(エースタイル)」にて限定抽選販売する。

あの"ジャンボ機"の乗り心地を我が家で体験

長年"ジャンボ機"の愛称で親しまれたボーイング747は、米国のボーイング社が開発した世界初の2階建て構造を採用した4基エンジン搭載の大型ジェット機。ボーイング747-400Dはボーイング747-400の派生型として、離着頻度の高い日本の国内線仕様に開発された。最大569席を配した本機は、まさに大量航空輸送時代を象徴する存在だった。

ANAでは、ボーイング747-400を国内線・国際線合わせて1990年から合計23機導入。2006年に発表されたANAグループの2006年~2009年の中期経営戦略により、ボーイング747-400の退役開始が発表され、2014年3月31日のNH126便(那覇発羽田行き)をラストフライトに、約35年間の活躍に幕を閉じた。

今回販売するのは、そのボーイング747-400Dの最前部にあるわずか6列設けられていたプレミアムクラスのシートで、活躍当時の快適な機能が備わった仕様となっている。

ボーイング747-400Dの座席配置。先頭の6列がプレミアムクラスとなっている

発売するシートは、シート1席タイプの3台とシート2席タイプ4台の計7台限定。シート1席タイプは、高さ: 114.5~123cm、幅: 80cm、奥行き: 94~149cm、座面の高さ: 48.5~52.5cmで税込64万7,000円。シート2席タイプは、高さ: 113~123.5cm、幅: 139cm、奥行き: 94~149cm、座面の高さ: 48.5~52.5cmで税込74万7,000円。ともに料金には梱包発送代が含まれており、2015年3月にチャータートラック便での発送を予定している。

シート1席タイプ

シート2席タイプ

「ANA ショッピングA-style」にて12月25日から2015年2月28日まで募集し、抽選の上販売する。なお、同シートのA-style 上の特集ページは、12月25日から公開する。