みずほ銀行は16日、タイ東部を中心に8つの工業団地と4つの物流拠点などを運営・管理しているヘマラートランド・アンド・ディベロップメント社(Hemaraj Land And Development Public Company Limited、以下ヘラマート社)との間で、日系企業進出支援に関する業務協力覚書を締結したと発表した。

ヘマラート社は、タイ証券取引所に上場する業歴26年の地場大手ディベロッパーで、同社が運営する工業団地と物流拠点には既に242社の日系企業が進出しているという。同行は、同覚書の締結により、ヘマラート社と連携し日系企業の進出サポート体制の構築を図り、具体的には、(1)日系企業に対する同地進出時の諸手続のサポート、(2)中小企業を含む日系企業相談会・セミナーの共催などに取り組んでいくという。

良好な産業インフラを有するタイ東部には、製造業を中心に多くの日系企業が進出しており、同行は同エリアのイースタンシーボード工業団地でタイ第二拠点の開業準備を進めるなど、顧客へのサポート体制の充実を図っているという。タイ東部における有力ディベロッパーであるヘマラート社との同覚書の締結を通じて、タイでの顧客の事業展開を、従来以上に力強くサポートしていくとしている。