女優の杏が、リドリー・スコット監督最新作『エクソダス:神と王』(2015年1月30日公開)の日本語吹き替え版で、主人公モーゼの妻・ツィポラ役の声を演じ、吹き替え声優に初挑戦することが16日、明らかになった。

『エクソダス:神と王』で吹き替え声優に初挑戦する杏

本作は、旧約聖書の「出エジプト記」につづられたモーゼの英雄譚を映画化したアドベンチャー超大作。俳優のクリスチャン・ベールが英雄モーゼを演じる。そしてこのたび、マリア・バルベルデ演じるモーゼの妻・ツィポラ役の吹き替え声優に、杏が大抜擢。国民的女優として清廉で風格を感じさせるイメージが、3300年にもわたって語り継がれる伝説的英雄の妻役にぴったりであることから、起用が実現した。

杏が声を演じる妻・ツィポラは、夫であるモーゼを献身的に支え、40万人の民を救うために旅立ったモーゼを信じ、待ち続ける芯の強い女性。全話平均視聴率22.4%を記録したNHK連続テレビ小説『ごちそうさん』でも夫を支える妻を熱演した杏が、本作でも辛抱強く夫を支える。

「声のお仕事にはもともと非常に興味があり、初めての試みですがぜひチャレンジしてみたいと思い、オファーをお引き受けしました」と意気込む杏は、「この作品では、これまでのモーゼに対するイメージを覆す、新たなモーゼ像を描いた作品」と本作の魅力を語る。

そして、主人公モーゼについても「とても強く聡明で素晴らしい男性だと思います。一人の男性として頼もしさを感じました」と絶賛。「ただ、(妻である)私を置いていってしまうのは困りますね(笑)」と付け加え、「私が演じた妻ツィポラとモーゼの夫婦の絆も見どころの一つ」とアピールしている。

杏が声を演じるモーゼの妻・ツィポラ役のマリア・バルベルデ(写真右)

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