東和薬品はこのほど、「ワタシの、センタク。」調査の結果を発表した。同調査では、全国の1万人と、2015年の干支である「未年」生まれの300人に対象を分け、2015年に向けたチャレンジ意欲やこれまでの人生の選択(転機)などに関するアンケートをインターネットで実施した。
未年生まれの「2015年に新しいことに挑戦したい」という意欲は73.0%と、他の干支と比べて最も高く、一番低い亥年と比べると8.8ポイントも差が開いた。
未年生まれの2014年の自己評価は100点満点中58点だった。最も高いのは50代の女性で68点。50代男性と比べて15点も高くなっている。反対に、点数が最も低かったのは30代の男性で49点だった。
未年は、自分自身を「物事に対して慎重な方だ」「安心・安定を求める方だ」「物事や恋愛などに対して、いちずな方だ」と捉える傾向に。その未年が「2015年に挑戦したい・力を入れたいこと」は、1位「貯蓄」(34.0%)、2位「ダイエット・体づくり」(33.0%)、3位「節約」(30.7%)という結果となった。
年代別でみると、男性の50代は「語学の勉強」(24.3%)が1位に。女性は、20代は「貯蓄」(59.5%)、30代は「節約」(52.6%)、40~50代になると「健康のためのケア」(40代:54.1%/50代:52.6%)と移っていくことがわかった。全体的な傾向として、女性は男性よりも「貯蓄」や「節約」などに力を入れたいという傾向が高い一方で、男性は「語学の勉強」や「ダイエット・体づくり」など自分磨きにチャレンジしたい傾向があげられる。
1万人に来年のチャレンジ意欲を聞いたところ、67.9%の人が「2015年は新しいことに挑戦したい」と回答。特に20代は8割前後にのぼり、中でも20代の女性が80.3%と最も高い結果となった。
「自分の人生は自分で選んできた」と回答した方は、20~40代が60.0%台であるのに対し、50代以上は70.0%以上。「一生に一度の大きな選択をしたことがある」と回答した方は、20~40代では40.0%台、50代以上では50.0%以上と、50代を境に上がっている。年齢を重ねることで、自分の責任で選択する経験も積み重ねており、その分岐点として40代から50代へのステップがあることがうかがえる。
「これまでの人生に満足している」と回答した方は、20~50代までは40.0%前後であるのに対し、60代では54.0%。「人生をやり直したいと思ったことがある」も同様に、20~50代までは60.0%台であるのに対し、60代は50.4%と60代が特徴的な数値となっている。
また50代に入ると、「1日3食きちんと食事をとる」「野菜を積極的に食べる」など健康のために心がけていることが全般的に高くなり、60代でさらに高くなることがわかった。
医療費問題に関する意識は年代が上がるほど高くなる傾向にあり、特に50代を境に上がっている。一方で20代は、興味・関心を持っている割合も低く、ジェネリック医薬品の内容理解度もほかの年代と比べて10 ポイント以上低かった。また、20代でジェネリック医薬品を自分で選び、使用した経験がある人は20.0%という結果に。
また、ジェネリック医薬品の認知度は20代でも9割を超えることがわかった。使用経験率は全体で5~6割程度。自分から頼んで使用したことがある人は、認知度が100.0%に近い60代でも29.9%程度にとどまっている。
医療費問題に興味・関心の高かった50~60代だが、その中で医療費問題に対して「自分に関係するとは思わない」人にその理由を聞いたところ、男女ともに「健康で、病院に行く必要はないから」(男性:48.0%/女性:60.5%)がトップであり、女性で圧倒的に高くなっている。
男性は「高齢社会なので、医療費が増えるのは仕方がないから」「自分とは関係のないところで決められることなので、関心を持ってもどうしようもないから」も3割前後と高い結果になった。