東京急行電鉄は12月11日、 2015年春に東京・代官山の旧線路跡地にて開業予定の施設名称を「LOG ROAD DAIKANYAMA(ログロード代官山)」に決定し、入居するテナントを発表した。
同施設は、同社の東横線が地下化したことにより創出された全長220mの旧線路跡地に開業する。散策路と5棟の商業店舗をそなえ、四季折々の花と緑を楽しめる施設となるという。
施設名の「LOG ROAD DAIKANYAMA」は、「開放感あふれ、風格のある別荘地を訪れたときに感じるような清々しさや、穏やかな気持ち、思わず深呼吸したくなるくつろぎ感」をイメージして決定したとのこと。また。12本の線で線路を表現したブランドロゴには、線路跡地であるという特徴を表すとともに、「1年=12カ月を通じて特別な場所として存在してほしい」という思いも込められているという。
商業棟の1号棟には、ブルワリー(小規模ビール醸造所)を併設したダイニング「SPRING VALLEY BREWERY TOKYO」をオープンする。同店ではその場でつくられたクラフトビールを楽しめるほか、前菜からデザートまでビールとのペアリングにこだわった料理も味わえる。
2~4号棟には、アメリカ西海岸発の複合セレクトモール「Fred Segal(フレッド・シーガル)」が日本で初めてオープンする。同施設は、オーナーとバイヤーのセンスによって商品を買い付けるセレクトショップの先がけとしてハリウッドセレブから愛され、アメリカ西海岸を代表するモールとなったとのこと。
2号棟では「Fred Segal」がセレクトする食のマーケット「THE MART AT FRED SEGAL」を展開し、アメリカ西海岸テイストの生活雑貨や食品などをファッションの観点からセレクト・販売する。3号棟では「Fred Segal WOMAN」を2フロアで展開し、レディースアパレルのほかコスメ・ライフスタイル雑貨を提供する。4号棟の「Fred Segal MAN」も2フロア展開で、カジュアルからフォーマルまで、こだわりを持つ大人の男性に向けたメンズアパレルのほか、趣味やライフスタイルにまつわる雑貨を販売する。
アメリカ・サンフランシスコのミッションエリアで行列が絶えないというベーカリー「TARTINE BAKERY & CAFE」も日本初上陸する。本国でも主力商品となっているカントリーブレッドとクロワッサンなどを展開する予定。ほかにも、日本でオリジナルの酵母を起こし、日本の気候や風土にあわせた商品も展開する。また、同店では、サンフランシスコのベイエリアを代表する"4大サードウエーブコーヒーショップ"の1つ「FOUR BARREL COFFEE(フォーバレルコーヒー)」のコーヒーも、日本で唯一味わえるとのこと。