ファミリーマートとイーネットはこのほど、ファミリーマート店内に設置しているイーネットATM約1万500台で、2016年春から順次海外金融機関発行カードに対応していくと発表した。
同サービスでは、海外で発行されたクレジットカードやキャッシュカードに対応。まずは首都圏において、VISA、MasterCard、中国銀聯、JCBから対応を開始する。利用時間は24時間365日を予定している。
また、セキュリティ面については、偽造カード防止の観点から、EMV(ICカード対応)仕様に準拠するとともに、導入当初よりPCIDSS(クレジット業界におけるグローバルセキュリティ基準)認定の取得を計画しているという。
ファミリーマートは、東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年に向けて、訪日外国人が増加し、インバウンド消費の取り込みが重要視される中、距離的・時間的に優位性の高いコンビニエンスストアのATMを、海外金融機関発行カードにも対応させることで、国内外の利用者の利便性を向上させるとともに、"観光立国日本"の実現に寄与するとしている。