リンベルは12月10日、結婚式の引き出物選びについての調査結果を発表した。調査は11月14日~18日、過去5年以内に一般挙式、または40名以下の少人数挙式で結婚引き出物を贈ったことがある男女各200名、計400名を対象にインターネットで行われた。

「結婚引き出物選びの先輩たちに聞いた、品物選びはスムーズだった?」

引き出物選び、1割が「不満が残った」と回答

結婚引き出物の品物選びについて聞いたところ、「スムーズにいった」と答えた人が9割弱、「パートナーと意見の対立があったり、不満が残った」と答えた人は全体の1割強だった。

不満の理由としては、「品物選びの好みの違い」(56.0%)、「贈り分けをするかなど、基本的な考え方の違い」(42.0%)、「金額に関する意見の違い」(38.0%)などが選ばれた。

よい引き出物とは?

「よい結婚引き出物」について男女共通の意見をまとめると、「常識的な金額」で「誰もがもらってうれしい無難な品物」で、さらに「新郎新婦の人柄が伝わるもの」となるようだ。

「よい引き出物とは?」

男女の違いに注目してみると、女性ではランク外になった「記念になるもの」が男性の3位にランクイン。男性は、「日常的に使えるもの」よりもアニバーサリー感を大切にする傾向があり、消耗品や使ったり食べたりしたらなくなってしまう消えモノよりも、記念に残る品物を好む傾向があることがわかった。

一方、女性では「重くたくないもの」が4位にランクイン。列席者が持ち帰る際の負担を考えた女性ならではの気遣いが表れる結果となった。

「新婦は、新郎の「大切な結婚式だからこそ記念になるものを贈りたい」という気持ちを、新郎は、新婦の「列席者を思いやる気持ち」をそれぞれ理解することが、楽しく円満な結婚引き出物選びの秘訣と言えそうです」と同調査。

また、一般的な挙式を行った人と、家族婚など40名以下の少人数挙式を行った人でその比率を見てみると、「よい結婚引き出物」として「新郎新婦の人柄が伝わるもの」を意識している人が、一般挙式の方に多いことがわかった。

近年の結婚引き出物では、贈る相手によって「贈り分け」をするのが主流。実際に誰への引き出物選びにいちばん悩んだのか聞いたところ、女性のランキングは、一般挙式&少人数挙式共通で、「親族」「両親」「友人」という順になり、これから長い付き合いになる親族や両親への配慮をうかがい知ることができた。

それに対して、男性では、「友人」が一般挙式で1位、少人数挙式で2位にランクインし、友人への引き出物選びに注力していることがわかった。また、一般挙式では3位に「上司」が入り、「ご両親」は4位となっている。男性の場合は、親族や両親といった身内よりも、友人や上司など、外の人との付き合いに関心が高い傾向があるようだった。

「誰への引き出物選びにいちばん悩んだ?」

「意見が分かれた場合、新郎新婦どちらの意見に決まりましたか?」と聞いたところ、63.9%が「新婦の意見を尊重」という結果に。結婚引き出物の人気ランキングでダントツの1位となったのが「カタログギフト」。次いで2位「食器」、3位「スイーツ」と続いた。