エヌ・アンド・シーは10日、大学生・院生を対象にした「建設・不動産業界に関する意識調査」の結果を発表した。同調査は11月15日~25日の期間、関東在住の20歳~29歳の大学生・院生を対象に実施したもの。回答者数は2,000名。

学生が入社したい企業は?

「建設・不動産業界に就職するなら、入社したい会社はどこか」を聞いたところ、「建設業界部門」では、「清水建設」「三井住友建設」「竹中工務店」が上位となった。

男女別にみると、男子学生・院生では、「清水建設」「竹中工務店」「大林組」がトップ3、女子学生・院生では、「三井住友建設」「清水建設」「住友電設」という結果になった。

「建設・不動産業界に就職するなら、入社したい会社はどこか」

「不動産業界部門」では、「三菱地所」「住友不動産」「イオンモール」が上位にランクインした。

「建設・不動産業界で働く魅力」については、「人の暮らしを支える仕事ができる」が38.6%で1位。2位以下は「人の暮らしを良くする仕事ができる」(35.3%)、「大きな達成考えられる」(33.7%)となった。

「建設・不動産業界で働く魅力」

建設業志望の学生を増やすには?

「建設業界で働く女性」について、「建設現場で働く女性はカッコいいと思う」と回答した学生は74.3%と、約4人に3人が同意しているという結果が出ている。「建設業界では、今後、女性の管理職が増えると思う学生」は63.0%、「建設業界では、女性技術者・技能者が今後増えると思う学生」は58.5%となった。

「どのようなことを行えば、建設業界を志望する学生が増えると思うか」を聞いたところ、「業界のイメージアップを図る」が40.3%で最多に。次いで「建設業界の良さをアピールする」(36.3%)、「女子学生の採用数を増やす」31.5%、「建設業界の仕事内容を紹介する」(31.0%)、「建設業界で使える資格の取得希望者を支援する(補助金など)」(30.5%)が続いた。

他には「建設業界を舞台にした映画・ドラマをつくる」(22.7%)、「スマホやタブレットで、建設現場と会社間の情報共有をしやすくする」(19.9%)、「ビルやダムをつくるゲームを流行させる」(12.9%)、「建設をテーマにしたテーマパークをつくる」(12.4%)などがあげられた。

「どのようなことを行えば、建設業界を志望する学生が増えると思うか」