旅行情報を提供するWEBサイト「Travelzoo(トラベルズー)」を運営するトラベルズー・ジャパンは12月11日、ドイツ人が選ぶ「一度は訪れてほしい本場ドイツのクリスマスマーケット TOP5」を発表した。
「クリスマスマーケット」はドイツの伝統的なクリスマスイベントで、「グリューワイン(ホットワイン)」や「シュトレン(ケーキ)」、雑貨などを販売する出店が広場に立ち並ぶ。今回同社が発表したランキングは、2,000人のドイツ人に実施した調査に基づいているとのこと。
1位となったのは「ニュルンベルクのクリスマスマーケット」(31%)だった。世界で最も有名なクリスマスマーケットと言われており、毎年200万人以上の人が訪れる。中央広場では「レープクーヘン」や「ニュルンベルガーソーセージ」「グリューワイン」などを楽しみながら中世の雰囲気を味わえるほか、「子供クリスマス市」や蒸気メリーゴーランドなども登場するという。
2位は 「ドレスデンのシュトリーツェルマルクト」(23%)で、1434年に始まった最も歴史のあるクリスマスマーケットだという。このクリスマスマーケットでは、世界最大となる高さ14mのクリスマス・ピラミッドが設置される。また、プラム人形の家やお菓子の家、メルヘンの家、クリスマス・ ベーカリー、ミス・プフェッファークーヘンの選出など、クリスマスならではのアトラクションも多数実施するという。クリスマス前に行われる"シュトレン祭り"では、巨大なシュトレンがツヴィンガー宮殿から運ばれ、華やかな雰囲気の中でカットされ、訪れた人に配布される。
3位は「ミュンヘンのマリエン広場のマーケット」(16%)となった。広場には約2,500個の電球で飾られた30mのクリスマスツリーが現れ、市庁舎のバルコニーからは、コーラス隊によるクリスマス音楽が毎日奏でられる。同イベントではクリスマスオーナメント手工芸品が充実しており、「ドイツで最大規模」といわれるクリッペマーケットも知られている。なお、クリッペとは、イエスキリスト誕生の様子を再現した模型のこと。
4位には"ドイツ第2の都市"と言われるハングルクで行う「ハンブルク市庁舎前の歴史的マーケット」(14%)、5位には他都市よりも伝統的なクリスマスマーケットを楽しめるという「ライプツィヒのクリスマスマーケット」(13%)が選ばれた。