米Googleは11日、Android Wearの文字盤インタフェース用API「Watch Face API」を、新しい設計ガイドとともに、公式に開発者向けに公開した。
従来Google Playで文字盤インタフェース用のオプションが公開されていたが、非公式なアプローチであったため、同社は従来のAPIを利用している開発者は今回リリースされた公式APIに切り替える必要があるとしている。
Google Playで新APIで開発されたWatch Faceを集めた「Android Wear Watch Face API」も公開。Googleのサンタ追跡サイトや、パックマン、レッドブルなど多くのWatch Faceが公開されている |
この公式APIを利用することで、開発者は文字盤に表示する情報やビジュアルを自由にカスタマイズして公開できる。例えば、Android WearでユーザーがAM-PM表示と24時間表示を変更できたり、時計の背景を変更できたりする。また、OpenGLを利用することで、天気やカレンダー表示なども滑らかに表示できるとする。
同社はこのAPIにより、利用者が自分のスタイルを表現できる多くの方法を提案でき、アナログでもデジタルでもない、まだ見ぬ新しい時刻表示の方法を開発することが可能としている。Watch FaceはAndroid 5.0のAndroid Wear最新版で利用できる。